「カラスの巣」対策で法令違反 ひなを無許可で捕獲 中部電PG

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高橋豪2025年9月11日 19時15分停電のリスクが高いカラスの巣=中部電力パワーグリッド提供 中部電力パワーグリッド(PG)=名古屋市=は11日、停電防止のために電柱周辺のカラスの巣を撤去する作業や行政手続きに法令違反があったと発表した。ひなや卵を取り除くのに鳥獣保護法に基づく事前申請などが必要なのに怠り、無許可で捕獲したり、許可数を超えて取り除いたりしていた。違反は、三重、静岡、長野の3県で確認された。 カラスが巣を作る2~6月ごろには、巣になる木の枝や針金が電気設備に触れて停電が起きるケースがある。鳥獣保護法では、事前に自治体に申請し、実績を報告すると定められている。 同社によると、記録が残る2022年以降、三重ではひな431羽を無許可で捕獲。静岡ではひなを許可された数より196羽多く、三重では卵を100個多く、捕獲・採取していた。長野では22年、許可数量以内ではあったが、ひな514羽、卵964個を実際より少なく報告するなどしていた。 今年6月、社内からの通報で発覚した。違反と知りながらも「古くからの慣習」となっていて是正していなかったり、「ひなは捕獲できない」との誤った認識があったりしたのが原因という。本社の定期点検でも見抜けなかった。再発防止策として毎年1月に担当部署の管理職に法令教育を行う。法令上は罰則があるものの、同社は「行政側の判断になり、現時点で罰則や処分は受けていない」としている。【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこの記事を書いた人高橋豪経済部|名古屋駐在専門・関心分野モビリティー、インフラ、観光、中国語圏こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月11日 (木)イスラエルがカタールに空爆自民裏金事件 元議員の初公判静岡・伊東市長 市議会を解散9月10日 (水)日経平均 初の4万4000円台フランスのバイル内閣総辞職俳優の吉行和子さん死去9月9日 (火)自民総裁選 党員参加型にグーグル検索、AIが「答え」PM2.5で急性心筋梗塞リスク増9月8日 (月)石破首相が退陣表明小田凱人がゴールデンスラムふるさと納税、23区の苦境続くトップニューストップページへ首都圏に猛烈な雨、世田谷・品川で河川氾濫 羽田空港や新幹線は再開18:12化粧品会社でパワハラ、新入社員が死亡 社長辞任し1億円超支払いへ11:46「検事総長談話は名誉毀損」 再審無罪の袴田巌さん側が国を提訴18:45ネパール暴動で立ち往生、旅行者が見た「別世界」 観光ツアー中止も14:10「甲子園よりも…」早大OB岡田彰布さん 熱気あふれる神宮への思い17:00「いかレスラー」の先へ 「バカ映画の巨匠」が追究する映画の本質16:00