気づかれなかったドラレコの音声 捜査の「単純ミス」と憤る遺族

Wait 5 sec.

毎日新聞 2025/9/11 07:00(最終更新 9/11 07:00) 有料記事 1747文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷田口智香子さんの父親がはねられた横断歩道。百数十メートル奥に、運転手が「気を取られた」という信号がある。事故後、近くの街灯が明るくなり、路面に「横断者注意」と書かれた=千葉県内で2025年9月1日午後7時12分、菅野蘭撮影 車の走行中の様子や音声を記録するドライブレコーダー(ドラレコ)のデータは、事故の捜査に活用されている。だが6年前のある交通事故では、記録されていた映像の音声に捜査機関が気づかないまま、刑事裁判の判決が確定した。事故で父親を亡くした女性は、判決での認定よりも悪質な事故だったのではないかという思いに駆られている。横断歩道で父が 女性は弁護士の田口智香子さん(57)=東京弁護士会所属。事故は2019年1月21日午後6時20分過ぎ、千葉県内の片側1車線の市道で起きた。 父親(当時83歳)が信号のない場所で横断歩道を渡っていた際、乗用車にはねられた。標識で時速40キロ制限と指定された道路を車は約50キロで走行。父親は頭を強く打ち、12日後に息を引き取った。 千葉県警は車のドラレコのデータを確認するなどし、運転手の50代男性を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで書類送検。千葉地検松戸支部は20年3月、在宅起訴した。 運転手は「遠方の交差点の信号を見ていた」と供述したという。千葉地裁松戸支部は21年6月、「安全確認不十分のまま、漫然と走行した」と指摘し、禁錮2年、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。再生された音声 刑事裁判の判決が確定した後、田口さんは民事裁判で運転手に損害賠償を求めるため、事故に関する証拠の開示を地検松戸支部に請求した。 21年10月に事故時のドラレコの約2分間の動画データが開示され、自身の普通のパソコンで再生した。すると事故直前の車内を映した動画とともに、ロック調の音楽が流れ始めた。 …この記事は有料記事です。残り1088文字(全文1747文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>