五島の海「ゆりかご」荒らす生物 救世主の最新技術とは

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毎日新聞 2025/9/12 05:00(最終更新 9/12 05:00) 有料記事 2092文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「海の見える化」に向け、海上でダイバー(左)と意見交換する共同チームのメンバー=MizLinx提供 海の生き物の生育に重要な役割を果たす「藻場(もば)」が各地で減少している。被害が甚大な長崎県五島市では、IT事業者らがデジタル技術を構築し、漁場の救世主になろうとしている。五島列島の豊かな海で何が起きているのか。藻場が消失 五島列島の南西端に位置する福江島の水ノ浦湾で約3年前、藻場が消失していることが判明し、五島市の職員は衝撃を受けた。「生い茂っていた海藻がすっかりなくなっていたそうです」。現在担当する水産課の前田奨悟さん(27)は言う。この辺りの海は国内でも有数の好漁場として知られ、マグロやブリが取れる。 藻場は、沿岸部の水深の浅いところに自生する海藻のアラメやカジメなどで形成されている。水質を浄化する作用があり、魚が産卵したり身を隠したりすることから「海のゆりかご」とも呼ばれる。 国内では海水温上昇などの影響で藻場が減る「磯焼け」と呼ばれる現象が各地で起きている。 五島市の沿岸は事態が深刻で、市の統計によると、藻場の面積は1989年の約2800ヘクタールから、2014年には約1200ヘクタールと大幅に縮小。漁獲量は18年の約1万7000トンから、22年は約1万3000トンに減った。 前田さんは「海藻を食べて育つサザエやアワビなどの貝類がいなくなったことや、マグロなどの餌となる小魚も減ったことで漁獲量が落ち込んでいる」と指摘する。 藻場消失の主な原…この記事は有料記事です。残り1507文字(全文2092文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>