東海豪雨25年 排水追いつかず「内水氾濫」も 被災者が訴える教訓

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毎日新聞 2025/9/11 05:45(最終更新 9/11 05:45) 893文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷決壊した新川から濁流が流れ込んだ名古屋市西区の住宅街=毎日新聞本社ヘリから 死者10人、住宅浸水約7万戸の被害を出した東海豪雨から11日で25年。当時を知る人たちは、災害の恐ろしさを改めて伝えるとともに、日ごろの防災対策や地域での協力の大切さを訴える。 東海豪雨は2000年9月11~12日に発生。名古屋市では1時間降水量が観測史上最多の97ミリを記録した。各地で堤防が決壊して市街地に水が流れ込んだほか、排水が追いつかず下水道や用水路などから水があふれ出す「内水氾濫」も起きた。Advertisement 新川の堤防が100メートルにわたり決壊し、大きな浸水被害が出た名古屋市西区。中小田井学区自治会長の山本秀雄さん(78)は当時の様子について「消防団の『避難してください』の指示で早めに小学校に向かった。その後、新川で決壊したと聞いた」と振り返る。東海豪雨の際、避難所となった中小田井小学校体育館の様子=山本秀雄さん撮影 避難先の小学校にも水が流れ込み、1階は浸水。2階の体育館に住民らは避難した。「誰が何をしている人なのか、誰に声をかければいいのか全く分からなかった」。山本さんはその時、普段からの近所付き合いや、人とのつながりが大切だと痛感したという。 近年、台風や大雨による被害は全国で多発している。万が一の被害に備えるにはどうしたらいいのか。東海豪雨で浸水した町をぼうぜんと見つめる住民ら=愛知県西枇杷島町(現清須市)で2000年9月12日午前9時50分、鮫島弘樹撮影 東海豪雨で被害が甚大だった愛知県新川町と西枇杷島町(現清須市)で支援活動にあたったNPO法人「レスキューストックヤード」の栗田暢之さん(60)は、日ごろの防災対策の大切さを訴える。 重点項目として挙げるのが、ハザードマップの確認だ。栗田さんによると、都市部では水害リスクは必ずつきまとい、山間部の場合は土砂災害のリスクも高まる。「自分が今どこに住んでいて、どんなリスクがあるのかくらいは最低限把握しておくべきだ」と強調する。 その他にも、正確な避難情報の確保▽情報弱者への情報共有▽1泊2日分程度の防災リュックの準備――などを挙げる。栗田さんは「(高齢者など)情報を得にくい人や身近な人と情報を共有し、助け合うことが大切だ」と話している。 栗田さんは12日、西文化小劇場(名古屋市西区)で「『もしも』に備えた地域防災」をテーマに講演を行う。参加無料だが、同劇場が配布中の整理券が必要となる。【黒田麻友】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>