毎日新聞 2025/9/14 09:45(最終更新 9/14 09:45) 939文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷絵本作家が描き下ろした作品が並ぶ=福岡県古賀市で2025年9月12日午後2時6分、田崎春菜撮影 イスラエルによる侵攻で大勢の子どもたちが命の危険にさらされ、犠牲になっている実態に声をあげようと、田島征三さんや酒井駒子さん、えがしらみちこさんら絵本作家25人が描き下ろした絵画や現地の写真が並ぶ展覧会「つながる世界」が12日、福岡県古賀市天神1のナツメ書店で始まった。 パレスチナ自治区ガザ地区は2023年10月以降、イスラエルが大規模侵攻し、子どもを含む5万5000人以上の命が奪われている。Advertisement 展覧会を企画したのは、大阪市の絵本作家、吉田尚令(ひさのり)さん(53)。ロシアがウクライナ侵攻した際には、さまざまな表現者や業界から「子どもを殺すな」という声があがったが、パレスチナではそうなっていないと指摘。「大人のダブルスタンダードは児童書を作る私たちには許されない」と、子どもたちに絵本を届ける業界が声をあげない状況にもどかしさを感じて企画した。6月の京都の展示を皮切りに全国を巡回している。ガザなどで撮られた子どもの写真などが並ぶ=福岡県古賀市で2025年9月12日午後3時17分、田崎春菜撮影 会場には、木登りして遊ぶ子どもたちや、がれきの中で倒れる人、鳥や植物などを描いたオリジナル作品27点が並ぶ。各作品には、「目をそむけないでください。スルーしないで」「どんなに無力だと笑われても未来を生きる人たちのために『何もしなかった人』にだけはなりたくありません」と作家のメッセージが添えられている。企画に参加した北九州市の絵本作家の山福朱実さんは会場を訪れ、「パレスチナの人々が体験していることを思いながら描いた。生きることを動物や地球などで表現した」と語る。 また、パレスチナの支援を続けてきた日本国際ボランティアセンター(JVC)の協力で、17~25年の現地の様子を撮った写真24点も展示。現地スタッフが撮影した子どもの写真などが並んでいる。絵本作家の田島征三さんや酒井駒子さんらが描き下ろした作品が並ぶ=福岡県古賀市で2025年9月12日午後3時13分、田崎春菜撮影 吉田さんは、家族も含め亡くなったとされる投稿が拡散したパレスチナの男児を描き、報道では犠牲者の数字しか伝わらない状況を取り上げた。「子どもや子育て世代の人たちも含めて、パレスチナのことを知ってもらえたら」と話す。会場では、絵画のポストカードが販売され、一部はパレスチナへの寄付に充てられる。 展覧会は正午~5時、27日まで(月、火曜日は休み)。無料。10月1~15日は太宰府市の絵本店「あっぷっぷ」で開催される。【田崎春菜】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>