毎日新聞 2025/9/14 10:50(最終更新 9/14 10:50) 938文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷女子マラソン、7位となり日の丸を掲げて笑顔を見せる小林香菜=国立競技場で2025年9月14日、長澤凜太郎撮影 陸上の世界選手権東京大会は第2日の14日、女子マラソンが国立競技場を発着点に行われ、初出場の小林香菜選手(24)=大塚製薬=が7位に入り、日本勢3大会ぶりの入賞を果たした。 異色のランナーは、望外の順位にうれし涙を流しながら、こう語った。 「尊敬していた先輩たちが世界の場では歯が立たない様子を見てきたので、絶対にこてんぱんにされると思っていましたが、練習を信じて頑張りました。ここまで頑張ってきて本当に良かったという思いと、家族、友人、コーチ、支えてくださる皆さんのおかげで頑張れたという思いがあふれている涙です」Advertisement 競技を始めた中学時代はジュニアオリンピックや都道府県対抗駅伝に出場して才能の片りんを見せたが、埼玉・早大本庄高等学院では思うような成績を残せなかった。 早稲田大進学後、一度は体育会の競走部に入ることも考えたが、「なんとなく自分には違うなって」。選んだのは、高校時代の先輩が在籍していたサークルのホノルルマラソン完走会、通称「ホカン」だった。 将来的なフルマラソン挑戦に興味があり、自由の利くサークル活動は小林選手の性に合っていた。 フルマラソンには大学2年で初挑戦。市民大会で実績を重ねて、2年ほどで自己ベストを約50分も縮めた。今も「気持ちは市民ランナーのまま」と苦笑するが、「楽しんで走っているうちに『もっと速く走りたい』という思いが再燃した」と明かす。 早大入学当初の国家公務員志望を切り替えて、実業団入りを模索したが、サークル所属という経歴を色眼鏡で見られることもあり、思うような回答を得られなかった。 知人のつてを頼りに頼って、大塚製薬の河野匡監督と出会い、直談判に近い形で入社することができた。女子マラソン、レース終盤を走る小林香菜=東京都千代田区で2025年9月14日、平川義之撮影 さらに特徴的なのは極端に脚を細かく刻む、歩幅の小さいピッチ走法だ。 大きなストライドの選手に比べ、「かっこよくない」と自嘲気味に語るが、河野監督を含め、「良いテンポで最後まで走れるのは長所」と理解してくれる指導者に恵まれ、現在がある。 この日のコースは、「ホカン」時代によく走った皇居周辺を回っており、「(世界選手権の出場選手で)誰よりも知っている」と胸を張った。 皇居ランから世界へ――。慣れ親しんだ「庭」で、24歳が成長の跡を示した。【岩壁峻】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>