天皇ご一家、きょう長崎訪問 ノーベル平和賞の被団協の被爆者と対面

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編集委員・島康彦 寿柳 聡2025年9月12日 6時00分国立沖縄戦没者墓苑で供花する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=6月4日、沖縄県糸満市、上田幸一撮影 天皇、皇后両陛下と長女愛子さまが12日午前、羽田発の特別機で長崎訪問に出発する。戦後80年の慰霊と記憶継承の旅の締めくくりで、午後に被爆者らと懇談する。長崎県訪問は、両陛下は即位後初、愛子さまは初めて。 ご一家は長崎市の平和公園で爆心地を示す石碑に花を供え、その後、長崎原爆資料館で被爆者らと懇談する。13日には恵の丘長崎原爆ホームで入所者と懇談する。これら慰霊の日程には愛子さまも同行する。 被爆者らとの懇談で、ご一家は2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員の田中重光さん(84)と対面する。戦後80年の被爆地訪問は6月の広島に続くものだが、平和賞受賞後、ご一家が被団協関係者と対面するのは今回が初めてとなる。 天皇陛下は、被団協が受賞した翌年2月の誕生日会見で「長年にわたって活動を続けてこられた方々のご苦労に思いを致しつつ、平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じております」と述べた。 田中さんは、ノーベル平和賞受賞後、長崎県外や海外から招かれ、被爆体験などを話す機会が増えているといい、「被爆者の声を伝えていかなければと、きついけど無理してでも行っている。(平和の)種をまいて回っている」と話す。 ご一家との懇談について田中さんは「原爆の影響が今も残っていることを伝えたい。核兵器は絶対なくさんばいかん、と言いたいです」と取材に語った。 両陛下は13日夕に同県佐世保市に移動し、14日に国民文化祭の開会式に出席する。愛子さまは13日夜に帰京予定。【U30応援割】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら3カ月間月額99円!詳しくはこちらこの記事を書いた人島康彦社会部|編集委員専門・関心分野皇室、こどもの問題、格闘技(プロレス)、演芸(落語、浪曲)日本被団協、ノーベル平和賞日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)は、1956年8月に結成された広島・長崎の被爆者でつくる全国組織です。2024年にノーベル平和賞を受賞しました。関連ニュースをお伝えします。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月12日 (金)郵便物の不配 公表せず米の政治活動家、銃撃され死亡金価格、連日最高値を更新9月11日 (木)イスラエルがカタールに空爆自民裏金事件 元議員の初公判静岡・伊東市長 市議会を解散9月10日 (水)日経平均 初の4万4000円台フランスのバイル内閣総辞職俳優の吉行和子さん死去9月9日 (火)自民総裁選 党員参加型にグーグル検索、AIが「答え」PM2.5で急性心筋梗塞リスク増トップニューストップページへNYダウ、初の4万6000ドル台で最高値を更新 CPIの発表受け5:47日本生命、無断で情報持ち出し600件 出向先7金融機関から6年で20:00米右派活動家射殺で重要参考人の画像公開 情報提供に報奨金 FBI3:32地震予測につながるか 宮崎県のM7級前、スロースリップの間隔変化6:00「3年もやったならダイヤたい」 新幹線でやってきた父からの贈り物6:00奪われた「共生」の言葉 障害者なき対話に市川沙央さんは思う5:00