ひき逃げ現場で雨にぬれた台本 「自分より作品」絶たれた俳優の志

Wait 5 sec.

毎日新聞 2026/1/12 06:00(最終更新 1/12 06:00) 有料記事 2309文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ひき逃げ事故に遭った高橋智子さん。スタッフや共演者からも慕われていた=碗プロダクション提供 2025年10月、一人の俳優が車にはねられて亡くなった。 「作品の一部になりたい」と望み、間近に迫った舞台の練習を終えて家に帰る途中だった。 自転車に乗っているところをワゴン車に追突され、車はそのまま走り去った。ひき逃げだった。 運転手は1日もたたずに捕まり、警察にこう言った。 「居眠りしていた。事故を届け出るのが、かったるかった」 俳優仲間たちは、その死をまだ受け止め切れないでいる。【菅野蘭】プロダクションの代表が取材に語る 北海道から役者を目指して20年ほど前に上京した高橋智子さん。39歳だった。 11年から東京・杉並にある芸能事務所「碗(わん)プロダクション」に所属し、演劇やダンスの舞台を中心に活動し続けてきた。 端役ではあったが、テレビドラマのほか、ビールや化粧品メーカーなど数々のCMにも出演してきた。 164センチと長身で立ち姿が特徴的だった。ただ、本人は演者として強い存在感を出すことを望まず、場面や風景に溶け込むような演技を志していたという。 事務所の代表、山口磨美さん(47)は「智子は『自分が求められる場所で、その現場が一番良くなるように動きたい』と言っていた。自分が目立つことより、作品のためにという思いを大切にしていた」と話す。 そんな高橋さんが事故に遭ったのは、事務所が年に1度、独自に企画する音楽劇の公演が翌週に迫った頃だった。走り去った車「ホステス送るため」 夜遅くまで続いた稽古(けいこ)を終えると、いつもの帰路は雨が降っていた。 25年10月16日午前2時45分ごろ、高橋さんは東京都練馬区の青梅街道で自転車をこいでいた。 警視庁によると、道は片側3車線。雨がっぱを着た高橋さんは、左側の路肩寄りを走っていたとみられる。そこを、後ろから来たワゴン車に追突された。 自転車ごと路上に倒れ込み、別の通行人の通報によって病院に搬送された。頭を強く打っており、3時間後、死亡が確認された。 ワゴン車は止まらず走り去っていた。 捜査関係者によると、車の速度は時速60キロ近かったとみられる。ぶつかった衝撃でフロントガラスはひび割れ、バンパーの一部は地面に落ちていた。 運転手の男性(39)はその日の夜、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された。 「事故を起こしたのは…この記事は有料記事です。残り1341文字(全文2309文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>