深掘り2026年3月6日 6時00分有料記事深流Ⅹ 教団の1335日 東京地裁による解散命令から約半年後。2025年10月5日、教団の田中富広会長(当時)の姿が群馬県片品村の山中にあった。教団が持つ「尾瀬霊園」だ。 この日は慰霊祭「神日本聖和祝祭」が開かれ、「解散命令裁判や教団を巡る議論の一側面として」、報道陣に公開された。参加した信者らは約1500人と、教団は発表した。 東京高裁で解散が決まり、清算手続きが始まっても、霊園など不動産についての実際の運用がどうなるかは不明だった。その段階で、田中氏はこの日、報道陣に「祝祭がなくなると信徒は大切な心のネットワークを失う」と訴えた。「改善示すには」議論の末の謝罪 田中氏はその2カ月後、辞任を表明した。 東京地裁の決定後、教団が社会に訴えようとしたのは「改善」だった。規律を守り、自浄作用のある組織であると社会に示さなければ、裁判で「改善した」と認められない――。教団は昨年10月末、外部弁護士が高額献金の被害補償に対応する「補償委員会」を設置した。被害の期間を問わず、「被害者救済に向き合い、早期解決を図る」と打ち出した。 「改善」を最も訴える手段として選ばれたのが、田中会長の辞任と謝罪だった。 教団内部では「謝罪すべきでない」という意見も強かった。幹部会議が重ねられ、最後まで意見は割れた。 「まだ裁判で戦っているのに、非を認めるべきではない」「被害を訴える人に向き合わず、謝罪を避け続けた結果が、いまの状況だ」 折り合いがつかない中、議論を終始、無言で聞いていた田中氏が口を開いた。「私が謝罪して頭を下げなければ、収拾がつかない」現実味増す「清算」に焦り 田中氏は昨年12月9日に会…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月6日 (金)「カイロス」 打ち上げ失敗「台湾独立勢力に打撃与える」WBC開幕 日本きょう初戦3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦3月4日 (水)対イラン攻撃 長期化を辞さず南鳥島で核ごみ調査申し入れ女性7割「性的からかい」経験3月3日 (火)原油価格、一時12%急騰ハメネイ師の居場所特定 なぜ大江健三郎の未発表小説発見トップニューストップページへ「対米依存の脱却」を訴えたカナダ首相が来日 高市氏に何を語るのか5:30イラン情勢、自衛隊派遣に難しい判断 米の支援要請に備え政府検討6:00「大切な心を失う」訴えた旧統一教会長 清算前に職員に数十億円支給6:00訪日客に「二重価格」国立博物館など導入へ 財務省、閉館も含め圧力20:00植物と昆虫の共生関係保つ未知の「妥協点」 3万超の小花分析し解明5:00加速する原発回帰、でもその先は… エネルギー政策はどこへ向かう4:00