現場から2026年3月7日 13時00分有料記事藤谷和広 後藤一也東日本大震災の直後、患者を広域搬送するための拠点がいわて花巻空港に設置された=真瀬智彦・岩手医科大教授提供 2011年3月11日、東日本大震災が起きた約2時間後、岩手医科大の真瀬智彦教授は岩手県庁に入った。災害派遣医療チーム(DMAT)のまとめ役として、沿岸部の医療機関にDMATを派遣したり、内陸にある医療機関へ入院患者を搬送したりするための調整が主な任務だった。 県庁のテレビには津波の映像が映し出されていた。沿岸の病院はほぼ電話がつながらず、現地がどうなっているのかわからない。とりあえず沿岸にある3カ所の災害拠点病院にDMATを派遣し、そこから各地の病院に向かってもらい、状況を把握することになった。 大きな被害があった地域の病院から届いた情報は素っ気ないものだった。 「DMATに頼むことはない」 DMATは、1995年の阪神・淡路大震災がきっかけでつくられた。通常の医療が提供できれば助けられる「防ぎ得た死」をなくすためだった。災害直後に現場に入り、重傷者の救急医療を担う。医療関係者の間ではそうした認識が一般的だった。 このため、現地の病院は「DMATのニーズはない」と答えたとみられる。 だが、実際は違っていた。■沿岸の病院で14人が「防ぎ…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人藤谷和広くらし科学医療部|医療、災害専門・関心分野民主主義後藤一也くらし科学医療部|医療担当専門・関心分野科学、医療関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月7日 (土)イラン指導者選び 「関わる」日本生命、オープンAIを提訴選抜高校野球 組み合わせ決定3月6日 (金)「カイロス」 打ち上げ失敗「台湾独立勢力に打撃与える」WBC開幕 日本きょう初戦3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦3月4日 (水)対イラン攻撃 長期化を辞さず南鳥島で核ごみ調査申し入れ女性7割「性的からかい」経験トップニューストップページへトランプ新関税「日本は引き上げ対象外に」 訪米中の赤沢大臣が要請9:38ロシア選手入場にブーイングも 共生うたうパラリンピックに紛争の影10:30「3号機が動き出す」 データセンター建設で高まる原発増設への期待8:00菊池雄星の日本代表は「最初で最後」 旧友が明かす20年前の夢11:00置かれた一輪の花、電話ボックスが「聖地」に NTTは「ご配慮を」8:00「一緒に通える高校ほしい」 障害ある仲間の思い、実現した公立高校11:00