2026年3月8日 8時00分有料記事藤谷和広日本がん看護学会学術集会の市民公開講座で災害への備えについて話し合う(右から)浜本千春さん、菅原加奈子さん、浜本満紀さん=2026年2月22日、大阪市、藤谷和広撮影 災害時のがん患者への対応と備えについて、医療従事者と当事者双方の立場から語り合うイベントが2月22日、大阪市内で開かれた。東日本大震災や西日本豪雨の経験をふまえ、普段から自分の言葉で病状を伝えることや、困ったときに頼れる人とつながっておくことの重要性が指摘された。 イベントは日本がん看護学会学術集会の市民公開講座として開かれた。 東日本大震災が起きた2011年3月11日、がん看護専門看護師の菅原加奈子さんは出張から宮城県内の自宅に帰った直後、大きな揺れを感じ、すぐに当時勤務していた病院に向かった。いつもは車で10分ほどのところ、道路の寸断や渋滞で一向に進まない。やっとたどり着くと、院内は窓ガラスが割れ、棚が倒れ、採血や点滴の器材が床に散乱していた。震度6以上の地震の場合は全職員が参集することになっていたが、出勤できなかったスタッフも少なくなかった。患者は、被害が大きかった本館から新館に避難した。がん看護専門看護師の菅原加奈子さんが東日本大震災当時勤めていた病院では、地震で病室の棚が倒れたり、医療機材が床に散乱したりした=病院提供 停電によって、がん治療は継続できなくなった。輸血は2日後ぐらいに再開したが、抗がん剤治療や放射線治療は2~3週間中断。薬や器材も不足し、痛みや症状が十分にコントロールできない事態に直面した。寒さや断水にも悩まされた。 家族とは連絡がとれず、患者が受診することも、スタッフが訪問することもできない。菅原さんは「判断を委ねられた家族にとってもつらい経験だったと思う」と振り返る。 のちに、入院患者に当時の心…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人藤谷和広くらし科学医療部|医療、災害専門・関心分野民主主義関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月8日 (日)台湾の行政院長が異例の来日「イランは無条件降伏を」現れた「WBC警察」3月7日 (土)イラン指導者選び 「関わる」日本生命、オープンAIを提訴選抜高校野球 組み合わせ決定3月6日 (金)「カイロス」 打ち上げ失敗「台湾独立勢力に打撃与える」WBC開幕 日本きょう初戦3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦トップニューストップページへ台湾の行政院長、なぜ訪日? 中国の受け止めは… 4つのポイント0:15イラン女子サッカー代表、豪で国歌拒否 「制裁」懸念し保護求める声0:00最高指導部入りへ「安全運転」 全人代、有力地方トップ4人の言動は8:00鈴木誠也は2アーチで終わらない 「大谷だけには背負わせない」決意23:15私はタガレンジャー、6歳娘の志 馬鹿にされても駆けた家族の14年8:00「性的同意、必要?」大学生が同世代に聞いた 高校でもゲームで学ぶ7:00