小西良昭 八百板一平2025年10月7日 13時30分喜ぶ坂口志文さんの兄や同級生ら=2025年10月6日午後6時36分、滋賀県長浜市役所、小西良昭撮影 免疫学者で大阪大学特任教授の坂口志文(しもん)さん(74)がノーベル生理学・医学賞に決まったことを受け、出身地の滋賀県長浜市や研究した京都府の首長らがコメントを出した。 滋賀県の三日月大造知事は「本県出身者として初の快挙は、県にとっても大きな誉れで、県民をはじめ免疫に関する病気やがんなどと闘う全ての方々に夢と希望を与える。琵琶湖や伊吹山の雄大な自然と悠久の歴史文化に恵まれた長浜で子ども時代を過ごし、学究心を育んでこられた先生の存在は子どもたちにとり大きな励み。ぜひ、ご経験を滋賀の子たちにお伝えいただきたい」とのコメントを発表した。 長浜市の浅見宣義市長は「子どもたちにノーベル賞を夢ではなく目標ととらえる大きなきっかけになった。自ら学び成長していく大切さも教えていただいた。本市としても、偉大な功績に対し名誉市民としての顕彰を前向きに検討します」との談話を出した。 京都府の西脇隆俊知事は坂口さんの研究成果について「アレルギー治療やがん治療に大きく貢献し、医療の未来に大きな希望をもたらす」と称賛。坂口さんが免疫制御治療法の実用化に向けて起業した京都府内のスタートアップ企業に対して、府が支援をしていることに触れたうえで「京都ゆかりの方がノーベル賞を受賞された快挙を、府民とともに喜びたい」とした。 京都市の松井孝治市長は「長年にわたるたゆまぬ研究努力が、今回の栄えある受賞という形で結実されたことに、深甚なる敬意を表します。大学のまち・京都の地で研究の礎を築かれた研究者が、ノーベル賞を受賞されたことは、京都市民はもとより、全ての日本国民にとって大きな誇りです」とのコメントを出した。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がるトップニューストップページへ萩生田氏の要職起用、自民幹事長「選挙で審判受けた。これは大きい」13:15ノーベル賞の坂口さん「基礎科学への支援不足」 日本の研究開発憂う12:15深夜1時に空爆襲ったガザ 長男は即死、10歳の娘は両足を失った12:00日本の私に向けられるガザ住民からの「私たちを見捨てないで」12:34病に倒れた娘、病院までは片道1時間 生活保護か車か…迫られた母9:00空のタクシー、空間通信…「まだ何も生んでいない」万博、風は吹いた11:00