林真理子さんと読む昭和天皇の妻 活発な娘時代や嫁しゅうとめ関係は

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有料記事中田絢子2025年10月9日 14時01分作家の林真理子さん=2025年10月2日、東京都千代田区、吉本美奈子撮影 昭和天皇の妻、香淳皇后(1903―2000年)の生涯を記した「香淳皇后実録」が公開された。宮内庁が17年をかけて編纂(へんさん)した、3282ページにも及ぶ膨大な「正史」。近代以降の皇族后や皇后をモデルにした小説を複数執筆してきた作家の林真理子さん(71)は、実録を読み、「意外な一面をあらためて認識できた」と語る。 ――「実録」は、誕生から逝去まで、香淳皇后の日々の動静を記しています。読んだ感想は。 「実を言えば、戦後に生まれ、長く昭和を生きた私ですら、香淳皇后の印象はとても薄いものでした。宮中の儀式で皆さんが厳かな表情をしている中、ニコニコ笑っていらっしゃるような晩年のイメージ。実録を読み、その印象とは違う、活動的な一面があったことを改めて知りました」 ――具体的にどういう面ですか。「嫁ぐ前のひとときを、普通のお嬢さまのように」 「結婚前のいわゆる『娘』時代のアクティブさと、戦時中の獅子奮迅の働きぶりです」 「結婚前は、皇太子妃になることを見据えた御学問所で多くの講義を受け、同時にすごく遊んでもいる。九州・関西への旅行や、義理の叔父・徳川頼貞邸での演奏会、テニス、活動写真の鑑賞。嫁ぐ前のひとときを、普通のお嬢さまのように謳歌(おうか)していた。新婚時代にはゴルフをよくなさっているし、とにかく活動的というのが意外でした」 ――結婚前には御学問所で仏…この記事を書いた人中田絢子東京社会部|宮内庁担当キャップ専門・関心分野皇室、憲法、平和、政治、運輸連載「香淳皇后実録」を読み解く ~昭和天皇の后、97年の生涯~(全3回)この連載の一覧を見るこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月9日 (木)ノーベル化学賞に北川進氏アサヒ障害めぐり犯行声明生成AIの安全基準を整備へ10月8日 (水)自民党、新執行部が発足ノーベル賞 米国の研究者らに万博「運営費」黒字の見込み10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没トップニューストップページへ再審無罪の袴田さん、6億円の賠償請求 捜査や裁判に「違法あった」13:22ふるさと納税で寄付額トップの泉佐野市、交付金減額は違法で「無効」14:03那覇発羽田行きのANA機、モバイルバッテリーから煙 けが人なし13:55【そもそも解説】ガザの戦闘、なぜ長期化? 対立の経緯 今後の展望11:00ニューアベノミクスで利上げ牽制 高市氏と日銀、独立性めぐり緊張感11:00林真理子さんと読む昭和天皇の妻 活発な娘時代や嫁しゅうとめ関係は14:01