山本達洋2025年10月7日 8時00分福岡市内を走行するアドトラック=2025年9月22日午後7時15分、福岡市中央区、山本達洋撮影(画像を一部加工してあります) 派手な電飾や大音量が問題視されている大型広告の宣伝車(アドトラック)について、福岡市が規制強化を検討している。現行の条例は、広告物を表示する際には市の許可が必要と定めているが、実態は、規制の対象外となる市外ナンバーが多く走行している。来年3月末まで調査を進め、結果を踏まえて具体的な対策を決める方針だ。 屋外広告物については、市屋外広告物条例で表示面積などの規格を定めている。だが、自動車に広告物を表示する際のルールでは、規制の対象は市内ナンバーのみとなっている。 市によると、規制強化の検討にあたり、博多駅や繁華街の天神周辺など市内6地点で計32回(4~7月)の調査を実施した。延べ202台のアドトラックが確認され、走行頻度は約20分に1台だった。音を発していた車両は延べ104台(51%)で、風俗関連車両は196台(97%)に上った。 ナンバープレートが判明した168台の内訳は、千葉県120台、埼玉県3台と県外が大半を占めた。県内のナンバーも45台あったが、いずれも市外だった。 全国に先駆けてアドトラックの規制強化に乗り出したのが東京都だ。都条例も福岡市と同様に都外ナンバーの車両が規制の対象外だったが、適用されるよう昨年6月に条例改正した。走行に許可を必要とし、LEDビジョンなど「運転者の注意力を著しく低下させるおそれのある広告物」の使用を禁止している。 市の担当者は「都の事例も参考に、どのような対策が可能か検討中」と話す。 また、市には騒音に関する苦情が寄せられている。ただ生活音や機械音などを含む音量の基準は、県の騒音防止条例によって定められており、市が規制することもできない。市の担当者は「騒音に対しては、県警と協力して何らかの対策を練りたい」としている。この記事を書いた人山本達洋西部報道センター|福岡市政、平和・原爆専門・関心分野平和、国際、人権、朝鮮半島情勢こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がるトップニューストップページへ自民・高市総裁、国民・玉木代表と5日夜に極秘会談 連携を要請か20:10公明党、高市早苗新総裁に動揺広がる 「学会内に連立離脱の声も」6:00日本の教員は仕事時間が最長 「授業」は短いのに OECD国際調査7:00脱線の東急田園都市線、7日は始発から通常ダイヤ 約65万人に影響7:33ガザの友「ミサイルが悲劇を終わらせるなら」 戦闘2年、薄らぐ気力8:00「あれ? もしかして可愛い?」不気味なミャクミャクが一転、共感に7:00