毎日新聞 2025/10/10 07:00(最終更新 10/10 07:00) 有料記事 1610文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷大阪・関西万博について語る依田那美紀さん=大阪市北区で2025年9月26日、小関勉撮影 閉幕間際となり、にぎわいを増す大阪・関西万博。交流サイト(SNS)では来場者のポジティブな感想が拡散されがちだが、複雑な思いを抱いた人もいる。能登半島地震の被災地でボランティアに携わってきた文筆家の依田那美紀さん(32)は、ある展示に違和感を覚えたという。「罪悪感を浄化する装置」 9月末まで兵庫のNPOで働きながら石川・能登に通い、2024年1月の能登半島地震で被災した人たちの支援をしてきました。大阪・関西万博の会場には石川の伝統工芸品、輪島塗の地球儀が展示されています。私には「能登が大変なのに万博を開いた」ことへの罪悪感を浄化する装置のように見え、いたたまれない気持ちになりました。 能登は亡くなった祖父母が暮らしていた地で、思い入れがあります。地震が起き、「支援が届いていない」という報道に胸が張り裂けそうになりました。空き家になっていた祖父母の家は「全壊」判定を受けました。 発災1カ月後から定期的に友人たちと珠洲(すず)や周辺の自治体に行き、家屋の片付けをしたり、避難所でコーヒーを提供したりするボランティアをしてきました。 地震の直後、「資材も人力も能登に投入すべきだ」と、万博の延期や縮小、中止を求める世論が一時盛り上がりました。でも計画は見直されませんでした。その後浮上したのが輪島塗の地球儀です。万博から撤退したイランのパビリオンスペースに展示されました。 私は5月、万博に行って地球儀を見ました。能登を思う企画展示…この記事は有料記事です。残り990文字(全文1610文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>