ノーベル化学賞の受賞が決まり、記者会見する北川進氏=京都市左京区の京都大で2025年10月8日午後8時17分、小関勉撮影 石破茂首相は8日、京都大高等研究院の北川進特別教授(74)のノーベル化学賞受賞が決まったことを受け、「北川教授の業績に敬意を表するとともに、独創的な発想による真理の発見が人類社会の持続的な発展に大きく貢献し、世界から認められたことを誇りに思う」とするコメントを発表した。 北川氏の受賞理由は「金属有機構造体の開発」。首相はコメントで「一昨日の(大阪大の坂口志文・特任教授の)生理学・医学賞の受賞に続き、我が国の研究力の卓越性が世界に評価されたことは、大いに国民を勇気づけるものだ」としたうえで、「今後とも独創的で多様な研究への支援と研究を担う人材の育成に強力に取り組んでいく」とした。【大野航太郎】