ノーベル賞・坂口さんの研究姿勢は「圧倒的」 京大の「後輩」が称賛

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毎日新聞 2025/10/7 19:25(最終更新 10/7 19:25) 859文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷京都大医生物学研究所。前身の一つの再生医科学研究所では2007年から11年にかけ、2025年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた坂口志文さんが所長を務めた=京都市左京区で2025年10月7日午前11時0分、太田裕之撮影 2025年のノーベル生理学・医学賞に選ばれた坂口志文・大阪大特任教授(74)は京都大医学部卒で、1999年に京大の再生医科学研究所(現医生物学研究所)の教授となり、2007~11年に所長を務めた。坂口さんと1999年から付き合いがあり、「頼れる大先輩」と仰ぐ現所長の河本宏教授(64)が7日、報道各社の取材に応じた。坂口さんの研究における信念や姿勢について「圧倒的だ」と称えつつ、京大の免疫学を維持発展させる決意も新たにしていた。 河本さんは坂口さんとは別の教授の研究室にいたが、よく行き来し、海外の学会にも同行。「免疫のことで一生懸命質問すると、すごくまじめに教えてくれた」と振り返る。所属機関が変わっても付き合いは続き、新たな免疫医療を目指すベンチャー企業を一緒に2016年に創業した(19年に分社)。河本さんは坂口さんが存在を発見・確認した「制御性T細胞」をiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作る研究を進めている。Advertisement「大先輩」と仰ぐ坂口志文さんのノーベル生理学・医学賞の受賞決定を受け、報道各社の取材に応じる京都大医生物学研究所の河本宏所長=京都市左京区の同研究所で2025年10月7日午前10時32分、太田裕之撮影 今回のノーベル賞について「いつか取られると思っていたが、自分のことのようにうれしい」と語り、対象となった研究成果を「免疫学の歴史の中で最後の大発見」と評した。 制御性T細胞が評価されるまで年月を要しながらも貫徹した坂口さんについて「自分の実験結果に圧倒的な自信を持っておられた。最後に勝つのはデータだと言われていた」「表面的には穏やかでも心の中ではメラメラと燃えている感じがした」と振り返り、現在についても「何よりもよく勉強されていて、論文もアップデートし、技術的なことも取り入れるのがものすごく早い。新たなメソッドの取り入れ方、新しい発想の組み込み方が圧倒的だ」と称賛した。 坂口さんの「横顔」を問われると「よく散歩され、思索されている。絵も好きで、出張先に美術館があれば入る。哲学者の雰囲気がある」などと話した。 医生研の所長として「京大の免疫学は抗原特異性(抗体が特定の抗原を認識し、他の抗原と区別する能力)を対象にした王道。連綿と引き継がれた王道を守っていきたい」と述べた。【太田裕之】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>