朝日新聞記事有料記事北村浩貴2025年10月7日 17時00分斜面から外壁部分だけが露出した長島愛生園の「監房」跡=2024年10月23日午前11時15分、岡山県瀬戸内市、北村浩貴撮影 ハンセン病の国立療養所「長島愛生園」(岡山県瀬戸内市)で、埋もれた「人権侵害の象徴の建物」の掘り起こしに向けた整備が本格的に始まった。70年ほど前まで、逃走を図った入所者らを監禁していた「監房」の跡。今は土砂に埋もれる物言わぬ歴史の証人が、その姿を現す。 「監房」は鉄筋コンクリート造りで、全長約29.1メートル、幅約10.9メートル、高さ約3.4メートルの外壁に囲まれた細長い建物。内部は独房8室が直列に並び、監禁室(板間4.5畳)と謹慎室(畳敷き4.5畳)からなる。 1930(昭和5)年の開園時からあり、らい予防法(新法)ができる53年に廃止された。「忌まわしい」「見たくない」といった入所者の声もあり、60年代から土砂による埋め立てが進んだ。 いま見学できるのは、傾斜地から露出した西側の外壁の一部だけ。傾斜地の上には道路や住宅があり、陥没の危険があるため、のり面補強にあわせて「監房」の一部を掘り起こす。独房内を見学し「学ぶ場に」 工事は6日に始まり、来年春…この記事を書いた人北村浩貴岡山総局専門・関心分野地方行政、地方政治、文化財、民俗学、スポーツ関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がるトップニューストップページへ高市氏「三つの経済政策」を解説 ガソリン、交付金…物価高対策は?16:00万博の運営費、230億~280億円の黒字見込み 協会が報告16:19ノーベル賞、物理学賞きょう発表 従来にない選考も、日本の研究者は17:00ノーベル賞の坂口さん夫妻、研究も人生も「二人ならなんとかなる」17:10田園都市線の脱線事故 原因はATCの設計ミス、東急社長が謝罪17:00佐々木朗希、敵地で2試合連続の好救援 英語のヤジが分からなかった16:30