国有林調査用の3Dスキャナー、活用進まず 林野庁「職員習熟せず」

Wait 5 sec.

根津弥2025年10月7日 17時00分岐阜県中津川市の国有林(記事に直接の関係はありません)=2018年6月2日午後4時26分、岐阜県中津川市加子母、六郷孝也撮影 国有林の調査を効率化する目的で林野庁が導入した機器「3Dレーザースキャナー」の活用状況について、会計検査院が調べたところ、目標に比べて低調だった。林野庁は活用を図るという。47台、計2億5千万円 林野庁は国有林材を入札で販売する際、樹種や木の高さなどを調べ、予定価格を算出している。調査は人力だったが、樹木にレーザー光を当ててデータを取得できる機器を2016~24年度に47台配備した。費用は計2億5千万円だった。 林野庁は22年度以降、機器の使用について年度ごとに「各森林管理署で1カ所以上試行する」「立ち木販売で1カ所以上活用する」などといった目標を掲げている。検査院は119森林管理署などを対象に、22~24年度の達成状況を調べた。 その結果、達成できた管理署の割合は、目標別に3.4~37.8%にとどまっていた。検査院が理由を確認したところ、「活用できる条件を満たす場所がなかった」「職員の習熟度が十分でない」などの回答があったという。検査院は「機器が十分に活用されず、適切ではない」とした。 林野庁は「引き続き活用が図られるよう努めていきたい」とした。この記事を書いた人根津弥東京社会部|会計検査院・調査報道担当専門・関心分野刑事司法、調査報道、人口減、災害復興こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がるトップニューストップページへ高市氏「三つの経済政策」を解説 ガソリン、交付金…物価高対策は?16:00万博の運営費、230億~280億円の黒字見込み 協会が報告16:19ノーベル賞、物理学賞きょう発表 従来にない選考も、日本の研究者は17:00ノーベル賞の坂口さん夫妻、研究も人生も「二人ならなんとかなる」17:10田園都市線の脱線事故 原因はATCの設計ミス、東急社長が謝罪17:00佐々木朗希、敵地で2試合連続の好救援 英語のヤジが分からなかった16:30