毎日新聞 2025/10/7 21:33(最終更新 10/7 21:33) 778文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷2025年ノーベル物理学賞受賞者のイラスト。(左から)ジョン・クラーク米カリフォルニア大バークレー校教授、ミシェル・デヴォレ米イエール大教授、ジョン・マルティーニ米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授=ノーベル賞ウェブサイトより スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2025年のノーベル物理学賞を、米カリフォルニア大バークリー校のジョン・クラーク名誉教授(83)、米エール大のミシェル・デボレ名誉教授(72)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校のジョン・マルティニス名誉教授(67)――の3氏に授与すると発表した。授賞理由は「電気回路におけるマクロスケールでの量子力学的トンネル効果とエネルギー量子化の発見」。 トンネル効果とは、電子などの粒子が壁を通り抜けることができるという量子的な現象。3人は1984~85年、極低温下で電気抵抗がゼロになる超電導体に絶縁体を挟んで作られた電気回路を使って、「トンネル効果」をミクロの世界ではなく、目で見える規模のマクロスケールで観測した。Advertisement この際、たくさんの粒子がまるで一つの巨大な粒子であるかのようにふるまって絶縁体をすり抜けることを発見。さらに、エネルギーの量を測ることで、その粒子が量子としての特徴を持っていることを裏付けた。 同アカデミーはこうした発見が「量子暗号や量子コンピューターなど次世代量子技術の開発の機会をもたらした」と、3人の貢献をたたえた。 マルティニス氏は2019年、量子コンピューターで従来のスーパーコンピューターよりも速く計算できる「量子超越性」を示した米グーグルなどの研究チームを率いたことで知られる。 3人の業績について、西森秀稔・東京科学大特任教授(統計物理学)は「トンネル効果という非常に奇妙な量子力学の現象が非常に小さな世界だけではなく、比較的大きな世界でも起こり得ることを超電導を使って実験的に示した」と説明。「現在トップを走る『超電導型』の量子コンピューターの基盤となる発見だった。この発見がなければ、超電導型のコンピューターの研究はすごく遅れていたかもしれない」と評した。【信田真由美、木許はるみ】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>