有料記事狩野浩平2025年10月7日 7時00分男性が愛用するヘッドホン。授業が終わるとすぐに耳につけ、周囲と関わらないようにしていた 降りるはずの学校の最寄り駅。しかし身体は動かず、JR山手線をぐるぐるぐるぐる。そして夕方になると学校に向かい、部室で気ままに過ごす。 東京都の男性(18)は高校2年生だった2年前、そんな風に毎日を過ごしていた。 ずっと、なんとなく、クラスの誰とも合わないと感じていた。 哲学とラップを聴くのが大好き。だが、周りは点を取るための勉強に必死なように見える。クラスでラップを流している同級生がいると、「ラップは一人で楽しむものだろ」と心の中で反発した。今思えば、周囲をどこか小馬鹿にしていたような気がする。学校のどこにも居場所を感じられなかったという男性。でも部活仲間や部室にだけは心を許せ、後の卒業にもつながったといいます。 そのうち、授業中以外はヘッドホンをつけて過ごすようになった。「自分のアイデンティティーを守るためのバリケードみたいな感じ」 しかし気づくと、同級生は仲良しグループで固まっており、どう声をかけていいかわからなくなった。テストの点数も後れをとった。学校に行きたくない気持ち、部活がせき止めてくれた 高2の春、通学中にぼーっと…この記事を書いた人狩野浩平東京社会部|教育担当専門・関心分野いじめ、不登校、子どもの権利、ニューロダイバーシティー、幼児教育、性暴力こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がるトップニューストップページへ自民・高市総裁、国民・玉木代表と5日夜に極秘会談 連携を要請か20:10公明党、高市早苗新総裁に動揺広がる 「学会内に連立離脱の声も」6:00ガザ戦闘2年、イスラエルを止められず トランプ流ディールが正念場5:00脱線の東急田園都市線、7日は始発から通常ダイヤ 約65万人に影響7:33EVの税金安いのは不公平? 総務省が新たに「重さ」で課税案6:00生成AIと恋人同士になれるか 記者が3週間チャットして抱いた感情5:00