クラシックBravo!毎日新聞 2025/10/9 11:00（最終更新 10/9 11:00） 有料記事 2640文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷活動40周年を迎えた作曲家の千住明さん＝東京都港区で2025年9月24日、内藤絵美撮影 作曲家の千住明さんには、デビュー当時から変わらない信念がある。 「音楽は人に聴いてもらって初めて命を持つ」 活動40周年を記念して制作したアルバム「RE－BORN」（avex）のブックレットにも刻まれたその言葉の意味を探ると、千住さんの大学時代にタイムスリップした。可愛がってもらえる音楽を 兄・博さんは日本画家、妹・真理子さんはバイオリニストとして活躍する。「芸術家3兄妹」の中でデビューは千住さんが最も遅かった。 幼稚舎から慶応義塾で学び、慶応義塾大学工学部に入学したが、千住さんより先にアーティスト活動をしていた兄と妹を追いかけるべく慶応大を中退。東京芸術大学作曲科に入り直した。 芸大では、ともに電子音楽に造詣が深い作曲家として知られる南弘明さん（1934年生まれ）と黛敏郎（29～97年）に師事した。だが、千住さんは「いわゆる現代音楽とは一線を引いていた」という。 「現代音楽は作曲を勉強する上で絶対に知らなくてはならない。でも、その世界で生きていこうと考えたことはありませんでした。みんなに可愛がってもらえる音楽を書きたかったのです」 ここでの「現代音楽」とはバッハやベートーベンといったクラシック音楽の歴史に連なる音楽だ。そして「現代音楽」を語る上で鍵となるのが調性の有無だ。 調性がある音楽には曲の中心となる音が存在し、その中心音や音の並び（音階）によって「ハ長調」や「イ短調」のように表すことができる。 一方、無調には中心となる音がなく、そのハーモニーは不協和になることが多い。やや短絡的ながら、無調は「現代音楽」を決定づける大きな要素ともいえる。 作曲家として「現代音楽」の外で生きることを決めた千住さん。とはいえ…この記事は有料記事です。残り1922文字（全文2640文字）【前の記事】左手でよみがえる小泉八雲 ピアニスト舘野泉さん、卒寿の響き関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>