鶴岡市長選で落選の現職「幹部職員が選挙運動」 支援者が刑事告発へ

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清水康志2025年10月8日 20時50分記者会見し、幹部職員の選挙運動について説明する皆川治市長=2025年10月8日、鶴岡市役所、清水康志撮影 山形県鶴岡市の皆川治市長は8日、市役所で会見し、「市長選で、幹部職員が特定候補への投票を呼びかけるなどの選挙運動をしていた」などと主張した。政治的行為が制限される地方公務員法などに抵触した可能性があるという。5日に投開票された市長選で、皆川市長は新顔候補に敗れた。 皆川市長によると、選挙期間中だった9月30日の勤務時間帯に、部長級職員から別の職員にLINEで「某党の調査では、現在、現職が僅(わず)か優勢とのこと、ご家族、一族郎党から知り合いへの声がけなどで全力応援を尽くしましょう!」などと送信され、当選した候補の街頭演説などの日程も添付された。今月2日には別の部長級職員から全部長級職員に対し、市長を侮辱するような内容を含む庁内メールが送られたという。選挙後に把握し、2人には直接確認していないという。 皆川氏は7日、同じ内容を自身のSNSやホームページに投稿した。「選挙の結果は受け止める」とした上で「これからの公正な選挙と鶴岡市の未来のためにも、見逃すことができないと判断した。二度とこのようなことが繰り返されるべきではない」などとしていた。任期満了間際にこうした発表をしたことについて、「公務員は政治的行為が制限されるという当たり前のことができていないことを早期に是正するため、任期中に事案を明らかにし、新市長に引き継ぐことが重要だと考えた」と述べた。 これらの行為が地方公務員法、地位利用による選挙運動などが禁止される公職選挙法に抵触するとして、支援者らが刑事告発する見通しだという。 市職員課の担当者は「市長の主張はわかったが、市としては事実を把握していない」と話している。この記事を書いた人清水康志山形総局|庄内地区担当専門・関心分野人口減、地方創生、農林漁業、食文化、防災こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月8日 (水)自民党、新執行部が発足ノーベル賞 米国の研究者らに万博「運営費」黒字の見込み10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突10月6日 (月)高市新総裁、党人事を調整「ごまさば」アニサキス注意世界遺産・白川郷でクマ出没10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へトップニューストップページへ【会見ライブ中】ノーベル化学賞、京都大の北川進氏ら3氏に20:37【そもそも解説】ノーベル賞の北川さんの研究「金属有機構造体」とは19:01高市総裁、萩生田氏を「傷もの」と紹介 野党への就任あいさつで20:21森友学園との取引は「非常に特殊」 担当職員が記載、開示文書で判明19:50スーパーにクマ、その時店長は 「本当にいるの」扉開けると右腕に…17:30証券口座乗っ取り、思わぬ余波 補償した証券会社がまさかの大株主に19:27