陰謀論か否か 崩れた判断基準 藤代裕之さん提案、YouTubeの可視化

Wait 5 sec.

図解あり 山本太一速報毎日新聞 2025/10/10 12:00(最終更新 10/10 12:00) 有料記事 2146文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷藤代裕之・法政大教授=山本太一撮影 動画投稿サイト「ユーチューブ」は、設立20年を迎えた。情報の流れやエンターテインメントのあり方を大きく変えた一方、偽情報の拡散など社会への悪影響も指摘される。藤代裕之・法政大教授が巨大プラットフォームの功罪をみつめた。【聞き手・山本太一】 <関連記事> リーマン・ショックで浸透 経済学から見るYouTube、課題は新たな「スター誕生」のシステム内包 従来、動画を流すのはテレビしかなく、大きな機材や装置、電波などが必要でした。ユーチューブによって誰でもスマートフォン一つで発信でき、「1億総ブロードキャスティング」とでも呼ばれる状況が生まれました。 エンターテインメントに及ぼした変化が大きいです。韓国の歌手PSY(サイ)の江南スタイルはユーチューブでバズり、言葉の壁を越え世界的にヒットしました。テキストのSNSと異なり、音楽やダンスは翻訳がなくても楽しめ、浸透しやすいです。新たな「スター誕生」のシステムを内包しており、シンガー・ソングライターの藤井風は自分の曲を投稿し続け、有名になりました。クリエーターにとって、才能を見つけてもらう重要なプラットフォームです。以前は基本的にテレビに出て有名になるしかなかったからです。 ユーチューブは、ユーザーが楽曲のカバー動画を投稿しても、著作権者に使用料が分配されるよう日本音楽著作権協会(JASRAC)と包括契約を結んでいます。全ての楽曲ではありませんが、ユーザーと権利者を共に守る意味で評価できる仕組みがあります。問題生むアテンションエコノミー 一方で収益化を追求し、さまざまな問題の原因になっています。アルゴリズムで多くの利益を出すため、ユーザーにも配信者にも競わせます。ずっとみてもらうようユーザーが好きな情報を流し続けることが重要です。注目を集めて利益を得るアテンションエコノミーが問題を生んでいます。 広告はページビュー(PV)が多いほど配信者の利益が増えます。真偽より注目度が重視され、過激なコンテンツや偽情報が拡散されやすい状況となり、うそでもいいから暴露話や過激な行動を投稿すればもうかるので、その方向にいきがちです。事実は非常に複雑で世の中にはグレーなことも多い。科学的裏付けを取るのも難しく、真実を証明するのは大変です。複雑でグレーなことを表現するのは手間がかかり、分かりにくく、PVは伸びません。うそでも過激だったり、断定したりする動画の方が分かりやすくPVが伸びます。 まずはユーチューブ側に責任がありますが、米国のグローバル企業に規制をかけても有効性は期待できないでしょう。考えられるのは、広告を出す企業への対応です。社会的責任を負う…この記事は有料記事です。残り1040文字(全文2146文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>