関田航2025年10月10日 13時00分 東日本大震災後に福島県に移住し、被災地の現状を追い続けている写真家の岩波友紀さん(48)の写真展「Blue Persimmons」が、9日から東京都新宿区のアイデムフォトギャラリー「シリウス」で開かれている。 タイトルは、日本語で「青い柿」を意味する。福島第一原発事故による放射能で汚染され、大量に廃棄された名産の柿と、除染廃棄物が詰め込まれた青いフレコンバッグが重なって見えたという。 2019年に東京や大阪で同タイトルの写真展を開いたが、その後も撮影を続け、追加撮影分も含む40点のカラー写真を展示している。 被災地で出会った人々のポートレートや、自然や住宅街などを写した写真は、人々の生活と土地の関係性を映し出している。震災後の目に見えない分断や被害を視覚的に表現したという。 岩波さんは「福島で起こり、今も続いている事象から見えてくる『人間のあり方』を、視覚表現としての写真で感じてもらえたら」と話す。 展示は15日まで(12日は休館日)で、入場無料。問い合わせはアイデムフォトギャラリー「シリウス」(03・3350・1211)まで。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月10日 (金)ガザ停戦へ合意 人質解放へ香淳皇后実録を公開ノーベル賞にハンガリー作家10月9日 (木)ノーベル化学賞に北川進氏アサヒ障害めぐり犯行声明生成AIの安全基準を整備へ10月8日 (水)自民党、新執行部が発足ノーベル賞 米国の研究者らに万博「運営費」黒字の見込み10月7日 (火)ノーベル賞 阪大の坂口志文氏日経平均 初の4万8100円台田園都市線 列車同士が衝突トップニューストップページへ米軍200人を派遣へ、和平の「第1段階」を監視 ガザには展開せず13:00公明、連立離脱も辞さない構え 斉藤代表、高市総裁ときょう会談2:00漫画家の江口寿史氏、SNS写真を無断でイラスト化 公開中止相次ぐ12:00ノーベル平和賞、有力候補は?市民団体や国連機関、ガザ支援に注目12:00「ふつう」になれない発達障害の私 イケてる友達、完コピしたのに11:00語り継ぎたい震災の記憶 「安全地帯」にいた大学生、そして、記者も12:00