毎日新聞 2026/4/2 07:15(最終更新 4/2 07:15) 1189文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷良好な環境ゆえに「大きく育ちすぎてしまう」という丸山さんの野菜。キャベツは6キロ近くあった=愛知県南知多町で2026年3月24日午後4時26分、町田結子撮影 農薬も化学肥料も使わないのに、畑に雑草は見当たらない。手がける野菜は丸々と太ってみずみずしく、うまみが濃縮されている。収量にバラツキもなく、業界で「神」ともささやかれるのが、愛知県南知多町の有機農家、丸山雄規さん(46)だ。 有機農業は安定した収量の確保が難しいとされる中、土作りにこだわりながら広大な畑を耕作し、キャベツや大根などを育てる。「大きく育ちすぎてしまうこと」が悩みになるほど、野菜にとっての「楽園」を作り上げる。Advertisement とはいえ、当初は失敗の連続だった。ブレークスルーは、ある技術との出合いだった。 有機農業を営んでいた父から農地を受け継ぎ、本格的に始めたのは25歳の時。「農業に魅力を感じていなかった」が、父の病を機に就農を決意した。結婚し、子どもを授かったタイミングでもあった。 だが「最初の5年は最悪だった」。除草剤や殺虫剤を使わないため、畑は草に覆われ、作物は虫に食べられた。安定経営に向けて作付面積を広げようと地主に頭を下げても、「草だらけにする」と貸してもらえなかった。 「もうやめようか」と何度も諦めかけた。それでも「認められたい」「見返してやりたい」という気持ちが勝り、挑戦を続けた。 そんな中、愛知県新城市内のある農家を視察した。目の前に広がる、草一つ生えていない広大な畑に驚いた。聞けば「太陽熱養生処理」を施しているという。太陽熱と微生物の発酵熱で土壌を高温にすることで、病原菌や害虫だけでなく雑草の種子も死滅させる技術だ。迷わず自身の農園に取り入れた。 効果は目に見えて表れた。雑草はなくなり、野菜は元気いっぱいに。それまで病害虫の駆除や予防にかけていた時間は、別の作業に充てられるようになった。草だらけだった畑が見違えるような変化を遂げたことで、かつて断られた地主からも土地を借りられるようになった。就農時は3ヘクタールほどだった耕作面積は、今ではその3倍以上に広がっている。地元産の木材チップも自家製堆肥(たいひ)の重要な原料の一つだ=愛知県南知多町で2026年3月24日午後3時14分、町田結子撮影 就農以来、一貫して土にこだわってきた。土づくりに欠かせないのが、自家製の堆肥(たいひ)だ。地元で調達した牛ふんや豚ぷん、木材チップなどの原料を独自の配合で混ぜ、作り上げる。 それを畑に施すと、微生物や有機物の作用で、土は柔らかくフカフカに。作物は大きく根を張り、養分や水分を存分に吸収してくれる。「土づくりは土台づくり。こだわってやり続ければ、結果はおのずと付いてくる」 今後は、さらに手がかからない栽培技術を習得し、コストダウンを図るのが目標だ。「『有機だから高い』ではなく、価格も一般の野菜に近づけたい」。元気いっぱいの野菜と共に、業界を盛り上げていく。【町田結子】まるやま・ゆうき 1979年生まれ。有機農園「ゆうきの野菜 小松屋」代表。10ヘクタールの畑で15品目の季節野菜を栽培し、卸業者や地元の学校給食センターなどに納めている。妻と娘3人の5人家族。あわせて読みたいAdvertisement1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>