朝日新聞連載きょうも傍聴席にいます。記事有料記事小田邦彦2025年11月20日 10時00分みちのく記念病院=2023年4月28日、青森県八戸市、横山蔵利撮影 青森県内の病院で、入院患者が別の入院患者を殺害した。しかし、院長と主治医は被害者の死因を「肺炎」と偽り、事件が発覚しないよう隠蔽(いんぺい)したとされる。院長は兄、主治医は弟。地元では「エリート」として知られた2人の医師は、なぜ被告の立場になってしまったのか。 事件は2023年3月、青森県八戸市の「みちのく記念病院」で起きた。入院患者の男(60)が、療養病棟で相部屋だった男性(当時73)の目に、歯ブラシの柄を何度も突き刺すなどして殺害した。 兄弟は医師として被害者が亡くなった状況などを医学的に調べたうえで、事件に巻き込まれた可能性があるものとして警察に届け出る義務を負っていた。だが、病院内で殺人事件が起きるという異常事態は、すぐには露見しなかった。 起訴状によると、当時の院長だった石山隆被告(62)は、死亡した男性の主治医だった弟の哲被告(60)と共謀。警察に事件を届け出ず、男性の死因を「肺炎」とする虚偽の死亡診断書を作成して、この殺人事件を隠そうとしたとされる。「とんでもない」語気を強めた被告 哲被告の公判日程が決まらない中、今年9月に青森地裁で開かれた隆被告の初公判。罪状認否で隆被告は「間違いありません」と淡々とした声で起訴内容を認めた。 隠蔽の動機は何だったのか…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこの記事を書いた人小田邦彦青森総局|高校野球、事件・事故専門・関心分野スポーツ(高校野球、陸上、相撲)、法律関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月20日 (木)日本の水産物輸入、事実上停止大分火災170棟以上で延焼田久保前市長が立候補を表明11月19日 (水)日本生命、役員ら減給処分日経平均、5万円割り込む日中、平行線の主張11月18日 (火)日本と中国、局長級協議へ1年半ぶりのマイナス成長戦争死者 376万人と推計11月17日 (月)電気ガス補助 月2千円以上高市内閣支持率、69%暗号資産を金融商品にトップニューストップページへ日経平均一時2000円高で5万円台回復 米エヌビディア決算を好感9:47大阪市西淀川区で火災、建物4棟が燃える 消防車35台が消火活動中9:28大火の佐賀関に空き家561件 手放したくても取り壊せない事情6:00かつての「お得意様」、再び水産物禁輸 国内のホタテ業界冷ややか19:30立憲の最年少議員から離党し33歳の市長に 「若者は待て」に決別8:00デフリンピック招致の舞台裏 「お・も・て・な・し」がきっかけに9:57