宮坂知樹 岡田真実2025年11月18日 20時11分外壁に焼け跡が残る火災があった集合住宅=2025年11月13日午後1時51分、大阪市西成区、朝日放送テレビヘリから、林敏行撮影 大阪市西成区の集合住宅で12日に火災があり男女3人が死亡し、さらに60代の男性も死亡したことが18日、大阪府警への取材でわかった。 複数の住民によると、この住宅では介護が必要な高齢者らが住み、ヘルパーが常駐している。大阪市がこの住宅のサービス内容や使用実態を調べている。 火災は12日午後11時10分ごろ、同区萩之茶屋2丁目の5階建て集合住宅「コレクティブハウス エタップ1」で起きた。 5階の2部屋など計31平方メートルが焼け、火元とみられる1部屋から年齢と性別不明の遺体が見つかった。 さらに5人が搬送され、13日に男女2人が死亡した。死亡した3人の死因は焼死や低酸素脳症だった。 その後、意識不明の状態で搬送されていた60代男性も死亡が確認されたという。 複数の住民によると、この住宅には共用のトイレや風呂場などがあり、40代の住民によると、ヘルパーが部屋を訪問し、掃除や身の回りの世話をしているという。 死者4人のうちの1人の女性(65)=大阪府豊中市=はヘルパーだったとみられるという。 介護事業などを手がけるこの住宅の管理会社のホームページでは、火災があった建物を「共助型住宅」と紹介している。 ただ、大阪市高齢施設課によると、老人福祉法などの法令に共助型住宅という分類の施設はないという。 現場の住宅は高齢者施設などの届け出がされていないといい、市がこの住宅のサービス内容や使用実態を調べている。 管理会社はこれまでの朝日新聞の取材に「対応できない」としている。【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月18日 (火)日本と中国、局長級協議へ1年半ぶりのマイナス成長戦争死者 376万人と推計11月17日 (月)電気ガス補助 月2千円以上高市内閣支持率、69%暗号資産を金融商品に11月16日 (日)「非核三原則」見直し検討へ中国、日本渡航自粛呼びかけ東京都、宿泊税引き上げ検討11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVPトップニューストップページへ「私が加害者」山上被告の母親 「教会に尽くせば家が良くなると…」19:50日本生命情報持ち出し、内部資料ににじむ「組織的指示」と「ノルマ」14:07間寛平さんら吉本芸人の上海公演が中止に 「不可抗力の原因」と発表19:59新NISA投信拡充「毎月分配型」見送り 金融庁、税制改正要望で20:05西成の高齢者らの集合住宅火災、死者4人に 大阪市が実態を調査20:11入学金の「二重払い」問題 負担軽減「都内は4大学のみ」 民間調査16:00