原爆犠牲者のDNA型鑑定へ 遺髪で実施「可能性ゼロではない」

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毎日新聞 2025/11/17 18:58(最終更新 11/17 18:59) 628文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷身元不明や引き取り手が見つからない遺骨を安置する原爆供養塔=広島市中区の平和記念公園で2025年7月16日午前10時17分、佐藤賢二郎撮影 広島市は、平和記念公園(広島市中区)の原爆供養塔に安置された遺骨を巡り、身元を特定するために骨つぼに収められた遺髪のDNA型鑑定を初めて実施することを明らかにした。担当者は「被爆から80年がたつが、身元が分かる可能性はゼロではない」とし、11月中にも鑑定を開始したいとしている。 原爆供養塔には、約7万人の遺骨が安置されている。このうち812人は氏名などが判明しているが、遺族が見つかっていない。Advertisement 火葬の際に焼かれた遺骨のDNA抽出は難しいとされ、市はこれまで遺骨の鑑定を実施していなかった。今年5月、府中町在住の男性から「納骨名簿に記載された名前は、被爆後に行方不明になっている父の姉ではないか」との照会を受け、市が調査を開始。骨つぼの中に遺髪が入っており、親族が生存していることから鑑定を決めた。原爆供養塔の地下納骨室に安置されている、名前が分かりながら引き取り手が見つからない遺骨=広島市中区の平和記念公園で2025年7月16日午前10時54分、佐藤賢二郎撮影 鑑定は多くの戦没者の遺骨をDNA型鑑定してきた神奈川歯科大学(神奈川県横須賀市)に依頼する。大学によると、約20本の遺髪を提供してもらい、鑑定に必要な時間は2週間程度を見込んでいるという。 市は現時点では男性から依頼された分のみ、遺髪の鑑定を実施する。今回、DNAの抽出ができた場合、他の遺族からも問い合わせがあれば鑑定するとしている。 供養塔に収められている骨つぼで遺髪もある犠牲者は10人程度いるとみられる。市原爆被害対策部調査課の上本慎治課長は「犠牲になった方の身元を一人でも多く判明させ、遺族の元にお返ししたい」と希望を託している。【川原聖史】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>