他人になりすまして生活保護費を受給した疑い 複数自治体から詐取か

Wait 5 sec.

奥田薫子2025年11月19日 19時10分神奈川県警本部=横浜市中区海岸通2丁目 他人になりすまして生活保護費を不正受給したなどとして、神奈川県警は19日、神奈川県藤沢市遠藤、無職竹内由美子容疑者(54)を詐欺容疑で再逮捕し、発表した。黙秘しているという。 再逮捕容疑は2023年9月、収入や預貯金があるのを隠し、50代の女性になりすまし横浜市神奈川福祉保健センター(神奈川区)に生活保護費の支給を申請。同年10月~昨年2月に計5回、現金約96万円を受けとったというもの。 捜査2課によると、竹内容疑者は自身やこの女性名義で県内に複数のアパートを借り、相模原市南区や藤沢市など県内数カ所の自治体から不正受給を繰り返していたとみられる。最大で県内6カ所の自治体から同時期に生活保護費を受給し、ひと月で合計70万円以上に上ることもあったという。 昨年2月ごろ、同センターが不審に思い調査を開始。不正受給の疑いが判明し、複数の自治体が県警に告訴していた。 同課によると、竹内容疑者は、自身が県内で借りたアパートをこの女性にまた貸しした際に得た個人情報をもとに他のアパートを借り、不正受給を繰り返したという。同課は、竹内容疑者がアパートのまた貸しにより賃料収入も得ていた可能性もあるとみて捜査している。 竹内容疑者は10月、相模原市南区でもこの女性の名義で生活保護費計176万円を不正受給した詐欺などの容疑で、県警に逮捕された。 横浜市神奈川区生活支援課によると、申請後、住居や資産を確認するための調査や面談をするが、写真付きの身分証による確認は必須ではないという。同課は、今回の事件について「調査は適切に行っていたが、見抜くのは難しいケースだった」としている。【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月19日 (水)日本生命、役員ら減給処分日経平均、5万円割り込む日中、平行線の主張11月18日 (火)日本と中国、局長級協議へ1年半ぶりのマイナス成長戦争死者 376万人と推計11月17日 (月)電気ガス補助 月2千円以上高市内閣支持率、69%暗号資産を金融商品に11月16日 (日)「非核三原則」見直し検討へ中国、日本渡航自粛呼びかけ東京都、宿泊税引き上げ検討トップニューストップページへ大分の大規模火災、地形も影響か 「風で火が斜面を駆け上がったか」15:18【詳報】「愛して」「つぼ、買わないで」 母親と口論、山上被告の妹18:30米議会、エプスタイン文書開示を承認 トランプ氏の指導力に揺らぎも17:30クラウドフレアはなぜ敗訴したか 識者は評価「海賊版の抑止効果も」18:46田久保前市長、再び立候補のわけ「誰がふさわしいか」静岡県伊東市18:45御厨貴さんが語る自民 「政治家は長期的視野を、刹那主義ではなく」18:00