毎日新聞 2025/11/19 15:00(最終更新 11/19 15:00) 有料記事 3333文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷衆院予算委員会で立憲民主党・黒岩宇洋氏の質問に答弁する高市早苗首相=国会内で2025年11月7日午後4時33分、平田明浩撮影 高市早苗首相の「午前3時出勤」をきっかけに、国会を支える官僚の働き方に注目が集まっている。 高市首相は自民党総裁選出時に、議員を前に「馬車馬のように働いていただく。私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てる」と訴えた。 その宣言を地で行くような「午前3時出勤」に、賛否両論が巻き起こった。 官僚の働き方は、長時間労働や旧態依然の組織風土から「ブラック霞が関」ともいわれ、採用難や離職増加を招いている。その最たる要因が、「国会対応」だ。 現役官僚は高市首相の未明出勤をどう見たのか。また、元官僚の政策コンサルタントである千正康裕さんに国会改革について聞いた。 <主な内容> ・「午前3時出勤」結局何が原因? ・質問通告は早くなったのか? ・答弁作成完了は平均「25時48分」 ・現役官僚「答弁作成が非効率だ」 ・元厚労官僚が提案する国会改革は午前3時出勤を巡る経緯 まず、高市首相の「午前3時出勤」を巡る事実関係を整理したい。 発端は、7日の衆院予算委員会での立憲民主党・黒岩宇洋委員の質問だった。 「今朝、朝3時から公邸に移られてレクを受けたと。熱心な総理ならではなんですけども、3時からの総理のレクに向けて役所の職員は2時半には出勤する。答弁を作成してそのまま徹夜の方もいらっしゃると思う」と指摘し、「総理の行動で大変多くの方に大きな影響を与えたことへの受け止めをお聞かせください」と迫った。 これに対し高市首相は「宿舎に備え付けのファクスは10枚くらいで紙が詰まる。(答弁書を)一読もせずに委員会に臨むというわけにもまいりません。出来上がる時間がおおむね3時ごろだろうという話を受けまして、3時に公邸の方に行きました」と応じ、「秘書官、SP(セキュリティーポリス)さんとドライバーの方にはご迷惑をかけた」と陳謝した。<図解>午前3時出勤、当日のスケジュール この質疑を受けて、国光文乃副外相が7日、自身のX(ツイッター)に「(特に野党の)質問通告が遅いからだ」「前々日の正午までという通告ルール、どれほどの野党議員が守っていますか」などと投稿した。 しかし「2日前通告ルール」は1999年に与野党4会派で申し合わせたものの、2014年に与野党7会派の合意で「速やかな質問通告に努める」という内容に変更されている。 野党側は「投稿は事実誤認だ」と反発。木原稔官房長官が国光副外相を注意し、国光副外相は投稿を撤回した。 予算委の7日開催は10月30日、自民、立憲の国対委員長の会談で決まったものだ。 し…この記事は有料記事です。残り2276文字(全文3333文字)あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>