徳島県、贋作「自転車乗り」を返品 購入額6720万円は返金

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毎日新聞 2025/11/19 21:58(最終更新 11/19 21:59) 710文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷ジャン・メッツァンジェ作とされていた贋作「自転車乗り」=徳島県立近代美術館提供 徳島県立近代美術館(徳島市)の収蔵絵画が贋作(がんさく)だった問題で、県は19日、絵画を納入した大阪市の会社から購入時(1999年)に支払ったのと同額である6720万円の返金を受け、絵画も返したと発表した。 美術館によると、返したのは、フランスのキュービズム画家、ジャン・メッツァンジェ(1883~1956年)が1911~12年に制作したとされてきた油彩画「自転車乗り」(縦55センチ、横46センチ)。99年1月に6720万円で画商を営む大阪市の会社から購入したが、2024年になって外部からの指摘があり、精査した結果、11年に贋作事件で実刑判決を受けたドイツ人で「天才贋作師」とも呼ばれるヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作と断定した。Advertisement贋作の「自転車乗り」に見入る来館者ら=徳島市八万町の徳島県立近代美術館で2025年5月13日午前9時33分、植松晃一撮影 美術館が今年7~10月に東京文化財研究所(東京都)の協力で実施した調査でも、20世紀中期以降になって実用化された合成顔料を検出し、20世紀初めの作品としては矛盾すると判明した。 絵画を納品した会社と協議し、会社側は返金し、県も絵画を返すことで10月20日に合意した。会社側も本物と信じて納品した経緯から、購入契約は適正だったとして返金額は購入時の価格となった。そして、同22日には県へ返金があり、県も今月18日に絵画を返品した。 県管財課によると、「自転車乗り」は県の固定資産台帳に取得時の価格で登録されているほか、県物品台帳にも載っている。絵画の所有権が県から離れたことにより、今後、台帳から削除する手続きが進められる見通し。 美術館は贋作断定後の今年5~6月、購入時に本物と判断した経緯などを説明したパネル2枚とともに、「自転車乗り」を展示したこともあった。【植松晃一】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>