原爆犠牲者のDNA型鑑定、広島市が初の実施へ 少女の遺髪使用

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朝日新聞記事有料記事柳川迅 武田肇2025年11月17日 20時30分今年7月に10年ぶりに公開された原爆供養塔の納骨室。原爆供養塔には、名前のわからない約7万柱の遺骨のほか、名前がわかっていながら遺族の見つからない遺骨も812柱安置されている=2025年7月16日午前10時48分、広島市中区の平和記念公園、上田潤撮影 80年前の原爆投下で亡くなり、引き取り手がないまま広島市の平和記念公園内の原爆供養塔に安置されてきた犠牲者について、市が身元特定のDNA型鑑定を初めて行うことがわかった。鑑定されるのは被爆死した少女。火葬済みの遺骨では難しいため、遺髪で鑑定する。成功すれば、遺髪が残る他の犠牲者にも鑑定対象を広げる方針だ。 広島市の原爆供養塔には名前のわからない犠牲者の遺骨約7万柱と、名前がわかっていながら遺族が見つからない遺骨812柱が安置されている。 市によれば、今回、鑑定されるのは、「鍛治山ミチ子」という名で原爆供養塔で保管されてきた遺骨。広島県府中町の梶山修治さんが、被爆死した伯母の梶山初枝さんではないか、と感じたことが鑑定の発端になった。 少女は「鍛治山」の名字で原爆供養塔の納骨名簿に記されているが、梶山さんの曽祖母の梶山ハルさんも「鍛治山」の名字で納骨名簿に記録され、2021年に身元が特定された。妹の持ち物を被爆当日に所持? また、初枝さんの妹の名前は…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちらこの記事を書いた人武田肇広島総局員専門・関心分野原爆・平和、朝鮮半島、鉄道戦後80年第2次世界大戦では、日本人だけでも300万人以上が犠牲になったと言われています。戦後80年となる今年、あの時代を振り返る意義とは何か。全国各地のニュースをまとめています。[もっと見る]関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月17日 (月)電気ガス補助 月2千円以上高市内閣支持率、69%暗号資産を金融商品に11月16日 (日)「非核三原則」見直し検討へ中国、日本渡航自粛呼びかけ東京都、宿泊税引き上げ検討11月15日 (土)日中、非難の応酬デフリンピックきょう開幕大谷翔平 4度目のMVP11月14日 (金)総合経済対策案を与党に提示山上被告の母、遺族らに謝罪警察官がクマ駆除可能にトップニューストップページへ中国政府、李首相と高市首相「会う予定ない」 G20前に異例の表明20:00相次ぐ訪日旅行のキャンセル、商談も中止 識者「日中政府は冷静に」18:00NHK、受信料の未払い世帯に督促強化へ 民事手続きの新組織を設置18:00伊東市長選へ相次ぎ名乗り、再選挙も現実味 田久保氏も近く表明へ18:30セクハラ被害者に「あんた話したの?」南城市長の失職、決め手は録音18:00戦争で死亡の日本人、376万人と推計 政府公表の310万人と開き5:00