公立化「実現性高い」 経済効果19億円、美作大存続で有識者 岡山

Wait 5 sec.

毎日新聞 2025/11/19 06:15(最終更新 11/19 06:15) 908文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷公立化で存続を図ろうと模索する美作大学=岡山県津山市で2025年11月17日午後2時16分、石川勝己撮影 岡山県の北部地域にある唯一の私立大で、学生減少などで存続が危ぶまれている美作大(津山市)について、市が設置した有識者検討会議(会長、西山修・岡山大大学院教育研究科副研究科長)は今月、「公立化は他の方策と比べ、学生募集や財務基盤の強化の面でより実現可能性が高い」とする報告書を谷口圭三市長に提出した。市は報告書を参考に、今年度中に方針を示す計画だ。 美作大は1915年創設の津山高等裁縫学校を前身とし、51年に短大、67年に4年生大学を設立した。急速な少子化や受験生の大都市志向の高まりなどによって学生減少が深刻化しており、短大は2025年度から学生募集を停止。大学は生活科学部のみで、食物、児童、社会福祉の3学科で構成されている。Advertisement 運営母体の美作学園は24年1月、市に対して公立化の検討を要望。教育、商工関係など委員9人による検討会議が25年6月から5回の協議を重ねてきた。 報告書では、美作大の学生、教職員で人口が約1000人増加しており、経済波及効果は19億円と試算。卒業生が小学校教員や管理栄養士などとして地域で働いていることに触れ、「持続可能なまちづくりに欠かせない存在」と位置づけた。 そのため検討委は存続に向けて、公立化、大学の自助努力、経営譲渡、周辺自治体との広域での取り組みなどを検討した。しかし、自助努力は累積赤字の拡大が予測され、経営譲渡も立地条件や学部構成などから難しいと判断。広域連携についても「周辺自治体にとって大学運営に参加するメリットがそれほど期待できない」とした。 公立化については、学費の低下やブランド力向上で学生増加が見込まれるなどとし、最も実現化可能性が高いと結論づけた。大学と付属幼稚園の公立化を望んでいる学園側は、土地・建物、備品などを市に無償譲渡して運営費として8億円を寄付する考えで、公立化しても市が負債を引き継ぐことはないという。 一方、報告書では公立化のリスクとして、施設更新費用など市の財政負担が増大する可能性にも言及している。谷口市長は「美作大の永続的な存続と発展を念頭に、津山の未来にとって最善の方向を導き出すため早急に判断したい」と話している。【石川勝己】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>