朝日新聞記事有料記事玉那覇長輝2025年11月19日 8時00分10日にクマの目撃情報があった「中通三丁目街区公園」。遊ぶ子どもたちの姿は無く、閑散としていた=2025年11月13日午後4時15分、秋田市、玉那覇長輝撮影 相次ぐクマの出没が、子どもたちの遊び場にも影響を与えている。公園など屋外で遊ぶ姿は減り、秋田県内では自治体が無料で安全な屋内施設を開放するなどの取り組みが始まっている。 13日夕、ビルが立ち並ぶ秋田市中心部にある中通三丁目街区公園。普段なら下校した児童らでにぎわうが、この日は子どもたちの姿はなかった。 「最近は子どもたちの姿をみない」。近くに住む40代女性はそうつぶやく。公園では数日前にクマの目撃情報があったばかりで、「みんな、おびえて生活している。子どものはしゃぎ声が聞こえなくなり、寂しくなった」と話す。ニーズ高まる屋内施設 母親「本当はお散歩したい」秋田市ポートタワーセリオン内にある「ちびっこコーナー」で遊ぶ子どもたち。市内ではクマの目撃が相次ぎ、屋内施設に足を運ぶ親子が多い=2025年11月15日午後0時57分、秋田市、玉那覇長輝撮影 安全な遊び場を求め、ニーズが高まっているのが室内の施設だ。 秋田市に住む主婦の女性(29)は、中心街から数キロ離れた秋田港にあるポートタワーセリオンで生後10カ月の息子を遊ばせる。 「本当は、ベビーカーで紅葉を見ながらお散歩するのを楽しみにしていた」。しかし、市街地でのクマの目撃が続くため、滑り台などの遊具が設置された「ちびっこコーナー」を利用しているという。自治体が体育館や児童館を無料開放 秋田市内の三つの子育て支援…【11月25日まで】全記事が読み放題のコースが今なら2カ月間無料!詳しくはこちら関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ11月19日 (水)日本生命、役員ら減給処分日経平均、5万円割り込む日中、平行線の主張11月18日 (火)日本と中国、局長級協議へ1年半ぶりのマイナス成長戦争死者 376万人と推計11月17日 (月)電気ガス補助 月2千円以上高市内閣支持率、69%暗号資産を金融商品に11月16日 (日)「非核三原則」見直し検討へ中国、日本渡航自粛呼びかけ東京都、宿泊税引き上げ検討トップニューストップページへ解決の糸口見えぬ日中関係 パイプ役不在の日本、「優位」演出の中国21:03新型AI「Gemini3」、グーグルが発表 「ツールから相棒に」1:00DIC川村記念美術館のモネ「睡蓮」 ニューヨークで70億円で落札5:00娘を殺した犯人から届いた「4万2千円」 賠償がもたらす新たな葛藤7:00引き揚げ女性の救済か、「純血」維持か 中絶執刀医「水際で止める」6:00子どもの「男はスカートだめ」にどう返す? 説教くさい「正解」の罠6:00