朝日新聞連載山上被告 浮かんだ分岐点記事有料記事2026年1月18日 9時01分 「いかなる理由があっても殺人は許されない」 弁護人は、裁判の最後にそう述べた上で、山上徹也被告(45)が「宗教が関わった虐待の被害者でもある」と強調した。 どうすれば事件をとめられたのか。その手がかりを探りながら、私たちは裁判を取材してきた。 母親は1991年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信すると、わずか半年余りで5千万円を献金した。 家計を支えていた祖父は孫にも「出て行け」と言うようになり、大学進学の芽を摘まれた兄は母に暴力を振るった。中学時代の山上徹也被告=卒業アルバムから そんな家庭で山上被告は母の「聞き役」になり、祖父と兄をなだめ、自衛隊に入って家計を支えた。 宗教を通じて財産を使い込み、子どもの生活に支障を生じさせる行為は事件後、国が「児童虐待」と定義するようになった。 「理不尽さ」に慣れるうち、自分で人生を切り開こうと前向きに考えることが難しくなり、孤立して他人に相談することも避ける――。「山上被告の歩んだ道は、教団の2世に多くみられるライフコース」。宗教社会学者の桜井義秀さんはそう話す。 北海道大大学院特任教授で、80年代から教団の研究を続ける人物だ。裁判が始まる前、弁護団の依頼で5日間、計10時間にわたって大阪拘置所の山上被告と向き合った。 アクリル板の仕切りもない面会室で、2人きりで話した。 生い立ち、事件までのこと…安倍晋三元首相銃撃事件2022年の安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判は、26年1月21日に判決が言い渡されます。関連ニュースをまとめてお伝えします。[もっと見る]関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ1月18日 (日)阪神・淡路大震災31年フジテレビ問題1年 進む改革新党「食料品の消費税ゼロ」1月17日 (土)顧客500人から着服など31億円大規模運休、夜間工事が原因衆院選「立候補せず」相次ぐ1月16日 (金)立憲と公明、新党結成で合意維新、兵庫県議ら6人除名軽井沢のバス事故から10年1月15日 (木)首相、衆院解散の意向伝える芥川賞・直木賞が決定規制委、中部電に立ち入りへトップニューストップページへ迫る衆院解散 与野党、政策の柱は消費減税 すでに始まるさや当て6:00もし前回衆院選で中道改革連合があったら? 議席試算、結果は第1党12:47安倍元首相銃撃「止められる」と思った時 「間違い」語った山上被告9:00年金生活者の株取引 確定申告で節税、でも国保保険料UPの落とし穴8:0040、50代からの副業探し「簡単じゃない」 希望しても買い手市場7:00日本の外国人比率「3%」 排斥させないために、欧州識者の「忠告」6:00