日本社会でふくらむ外国人への不安 連鎖を断ち切るヒントは地方に

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朝日新聞連載不安の正体 多民社会記事有料記事富永鈴香 マハール有仁州2026年1月19日 6時00分多民社会新シリーズ 「不安の正体」④赤ちゃんを抱く母親(本文とは関係ありません)=西岡臣撮影 人口減少と高齢化が急速に進む日本社会。 地方と都市の区別なく、外国人の手を借りなければ、くらしの維持すら難しい現実を前に、外国人への「不安」が広がっている。 不安はどこから生じるのか。その連鎖を断ち切る方策はあるのか。 日常の暮らしの中で不安を感じる人の話に耳を傾け、その向き合い方を考えた。子どもを守りたい、とつながる「不安」 「不安」の始まりは、外国人が急増する街の変化への戸惑いからだった。 甲府市に暮らす2児の母(30)は昨夏、普段はひっそりしている朝の無人駅で、泥酔してベンチに寝そべる女性を見かけ、思わず眉をひそめた。女性のスカートはめくれて、下着があらわになっていた。 「子どもには見せられない」 女性の顔つきから東南アジア出身だと察した。荷物は少なく、観光客ではなさそうだった。 そんな外国人が増え続ければ、街の治安が脅かされないか。 「日本が変わってきている」。動揺と不安を胸に、きびすを返した。 昔から外国人とは接点があった。通っていた大学は留学生が多く、ボランティアで彼らに日本語を教えた。外国ルーツの友人もいて、家に遊びに行ったこともある。 就職した自動車関連会社では、ベトナム人技能実習生が工場で働いていて、明るく真面目な印象だった。 心証が変わり始めたのは約3年前。第1子を産んだ当時、「闇バイト」に手を染めた日本人による広域強盗事件が世間をにぎわしていた。 物騒な世の中から子どもを守りたいと思うほど、ニュースやSNSで流れてくる犯罪が目についた。 特に外国人の事件には「わざわざ日本に来てなぜ」とのいらだちも重なった。 次第に周囲の外国人への許容度は狭まり、警戒感が上回るようになった。外国人を含む日本の人口動態と社会のあり方を研究してきた国立社会保障・人口問題研究所の是川夕・国際関係部長は、不安を乗り越えるヒントは共生が進む地方にあると語ります。記事の後半で紹介します。解消されない疑問が「不安」に 人通りの少ない地方では、外国人が目立つ。自転車で地元の大学に通う留学生や、犬の散歩をする中国人住民。日本人ですら表情が読めないと何となく怖いのに、コミュニケーションが取れない外国人には、不気味さを覚えずにはいられない。 「どんな会社に就職している…この記事を書いた人富永鈴香ネットワーク報道本部専門・関心分野人権問題、政治参加、表現の自由マハール有仁州ネットワーク報道本部専門・関心分野ナショナリズム、近代アジアの歴史・思想日本で暮らす外国人・移民日本はすでに多くの外国ルーツの人たちが暮らしていて、さらに増える見込みです。実質的に「移民大国」となりつつある日本社会の変化と課題を見つめます。[もっと見る]関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ1月19日 (月)グリーンランド求め追加関税大学入学共通テスト 日程終了NHKのど自慢 きょう80年1月18日 (日)阪神・淡路大震災31年フジテレビ問題1年 進む改革新党「食料品の消費税ゼロ」1月17日 (土)顧客500人から着服など31億円大規模運休、夜間工事が原因衆院選「立候補せず」相次ぐ1月16日 (金)立憲と公明、新党結成で合意維新、兵庫県議ら6人除名軽井沢のバス事故から10年トップニューストップページへグリーンランド割譲要求「愚かさ言い尽くせぬ」 米国内でも異論噴出13:10欧州8カ国が声明「関税の脅しは関係損なう」 トランプ氏に対話訴え23:55「急に難しく」なった共通テスト・情報Ⅰ 受験生「予想外だった」21:15立憲・原口一博衆院議員、中道改革連合に入らず 政治団体から出馬へ20:26山上被告は火薬を12時間混ぜ、山で銃を何度も撃った 記者が訪ねた5:00列車が来なくても、売り切れる駅弁 褒め言葉に変わった「田舎料理」10:00