もっと社会人野球毎日新聞 2025/9/18 08:00(最終更新 9/18 08:00) 有料記事 3040文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷慣れた手つきで栄養剤の準備をする佐伯市野球団の田川大智選手=大分県佐伯市で2025年7月30日、角田直哉撮影 沿岸部は豊後水道に面し、内陸部は山々に囲まれる自然豊かな地域である。人口は約6万人。若者を中心とした人口の流出に悩んできた大分県佐伯市に3月、社会人野球チームが誕生した。 その名は「佐伯市硬式野球団」。クラブチームではなく、企業登録だ。大学を出た後も野球を続けたい選手と、若い働き手を求める地元企業のニーズをつなぎ、新たなロールモデルを築こうと奮闘している。入浴手伝いにおむつ交換 「食事の準備、できましたよ」 「体調はいかがですか」 佐伯市の西田病院で、入院中の患者たちに優しく声をかけながら病室を回る青年がいた。田川大智選手(23)と向門(むかいかど)遼貴投手(23)だ。2人とも今春に大学を出て、チームに加入した。 チームに集まった選手は約25人。佐伯市内を中心に12企業が出資して協同組合を設立している。組合で雇用された選手が出資企業に派遣される仕組みだ。 選手は引退後も希望すれば、企業で働き続けることができる。人口減少が深刻な地域で、中小企業などの働き手の確保を支援する国の制度も活用して、チームを運営している。 平日の全体練習は基本的に午後だ。2人の場合は午前8時から昼ごろまで西田病院で勤務し、ほぼ寝たきりの高齢者が多い医療療養病棟の看護助手として働く。 栄養剤の準備や配布、入浴の手伝い、おむつ交換、歯磨き……。患者が安全、安心な入院生活を送るためのサポート内容は幅広い。 向門投手は「最初は患者さんにどう接していいのか分からず戸惑いもありました。寝たきりの方が多いが、意思疎通ができた時のうれしさがやりがいです」と語る。 病院側も、医療分野に携わったことがない若者の受け入れに当初は不安があったという。特に派遣という形での新人の受け入れは前例がなかった。…この記事は有料記事です。残り2302文字(全文3040文字)【時系列で見る】【前の記事】6チームが5枠争う異例の構図 17日開幕、日本選手権東海地区予選関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>