朗読詩「ひろしまの子」を絵本に 四國五郎の長男と絵本作家が対談

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毎日新聞 2025/9/17 09:15(最終更新 9/17 09:15) 819文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷対談する長谷川義史さんと四國光さん=大阪市中央区で2025年9月15日午後3時10分、宇城昇撮影 広島の反戦詩画人・四國五郎(1924~2014年)が書き残した朗読詩「ひろしまの子」を絵本にして刊行した絵本作家の長谷川義史さん(64)と、四國の長男・光さん(69)の対談イベントが15日、大阪市内であった。「大阪出身で広島を知らない自分が描けるのか、と葛藤があった」と振り返った長谷川さんに、光さんは「優しさと怒りが共存する作品になった。絵本ができるのは必然だった」と語った。 原作の詩は四國が1980年8月6日、広島市であった原水爆禁止世界大会に合わせて作り、自ら会場で朗読した。長谷川さんは昨年の終戦の日、大阪を拠点に俳優や歌手として活動する知人の趙博(チョウバク)さん(68)から詩を紹介され、「絵本にできる」と思い立った。今年7月に絵本「朗読詩 ひろしまの子」(BL出版)として出版された。対談は発刊記念イベントとして、大阪市中央区の隆祥館書店で開かれた。Advertisement絵本「ひろしまの子」と長谷川義史さんのスケッチ=大阪市内で2025年6月18日、北村隆夫撮影 <あなたのとなりを見てください ひろしまの子がいませんか>と始まる詩は、原爆による子どもたちの犠牲を<およそ人間の頭で考えられる一番むごたらしい死にざまで 死にました>と悲憤を込めて書き、過ちは繰り返さないという決意で締めくくる。 長谷川さんは創作に当たって何度も広島を訪れ、犠牲者の遺影を収める国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で子どもたちの顔をスケッチした。長谷川さんは、大勢の瞳と向き合いながら「描いてあげないといけない」と奮い立ったという。 できあがった作品はむごたらしい死に様ではなく、笑顔の子どもたちを描いた。断ち切られた日常と未来を伝えつつ、どの子にも影がない。「どの子も亡くなった、というメッセージ」と明かした。 光さんは父の当時の日記を紹介し、構想を抱いて10年の詩を一夜で書き上げていたことを明かした。「詩画人だった父は、絵と詩に同等の力を注いでいた。表現は平和を訴える手段だと言っていた父の思いに答える作品になった」と感慨深そうに語った。【宇城昇】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>