深掘り 砂押健太毎日新聞 2025/9/21 05:00(最終更新 9/21 05:00) 有料記事 1577文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷能登豪雨による土砂崩れがあった石川県珠洲市仁江町=2024年12月20日、本社ヘリから 大きな災害の発生に備え、事前に被災後の街づくりを念頭に置いて防災対策を取る「事前復興」が各地で進められている。 1995年の阪神大震災の教訓を踏まえて生まれた考え方だが、地域によっては思うように取り組みが進んでいない。 事前復興の計画を立てるのに乗り越えなければならないハードルの一つが、住民の合意形成だ。 特定NPO法人「神戸まちづくり研究所」で理事を務め、被災各地で復興などの支援をしている野崎隆一さんは、こう指摘する。 「街づくりの憲法が必要です」 事前復興に向けた「肝」を野崎さんに語ってもらった。 ・関連記事があります ・「帰ってきてとは言えない」 復興遅れで懸念される能登の事情「阪神」から30年も軌道乗らず 現在、石川県珠洲(すず)市で支援活動をしている。「どんな地域社会を作っていくのか」という議論がこれまでされていなかったこともあり、喫緊の課題である「復旧」に追われる中で、そういう視点が抜けがちだ。 阪神大震災から30年がたっても、事前復興が軌道に乗っていないと感じた。 能登以外の各地で事前復興の取り組みも見てきた。そこで感じるのは、僕らが思っていることと、行政の考えていることが異なっていることだ。行政は、災害直後の事態への備えに偏りやすい。 例えば、避難所の候補地をどこにして、どのように設置するのか、仮設住宅はどこに建てるのか、災害に伴うがれきの仮置き場をどうするのか、などだ。 どれも切実な問題だが、行政だけの取り組みにしてしまうと、こうなる。議論に住民を絡めよ また、行政はどうしても予算をつけて、それを執行する事業と捉えて考えがちだ。 こうしたことを防ぐためにも、議論に住民…この記事は有料記事です。残り872文字(全文1577文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>