毎日新聞 2025/9/23 08:00(最終更新 9/23 08:00) 880文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷西九州新幹線「かもめ」の車体を点検する運転士=JR九州提供写真一覧 長崎、佐賀両県を結ぶ西九州新幹線は、全長66キロの日本一短い新幹線として知られ、大都市に直結していないため、集客にハンディを抱える。このためJR九州は、経費を最小限に抑えるコンパクトな経営術を磨き、運転士は1人3役の「三刀流」で運行を支えている。 西九州新幹線は6両編成で、武雄温泉(佐賀県武雄市)―長崎(長崎市)を1日22往復しており、2022年9月23日の開業から3年となる。博多と鹿児島中央を結ぶ九州新幹線とは接続しておらず、運転士や整備士は西九州新幹線だけでやりくりする必要がある。Advertisement 新幹線の運転士や車掌の資格を持つ社員が限られる中、JR九州が取り組んでいるのは、社員の「マルチタスク」化だ。全国的に新幹線の運転士は車掌を兼務できる人は多いが、西九州新幹線では車両点検もこなせる人材を養成している。 西九州は距離は短いものの途中駅は3駅と多く、こまめな速度調整などが必要で確かな運転技術が求められる。運転士は2週間程度の研修を経て、車両の保守点検の一つである「仕業検査」の社内資格も積極的に取得。約20人いる運転士のうち15人程度が、車掌に加え仕業検査もこなす「三刀流」で業務に当たっている。西九州新幹線「かもめ」の車両=長崎県大村市で2022年9月11日、石田宗久撮影写真一覧 仕業検査は2日に1回程度車両を点検するもので、九州新幹線だと整備担当者が3人1組程度で手がける。一方、西九州新幹線は整備担当と運転士が2人1組で行う。整備の負担を軽減しつつ、人員を絞っている。 整備新幹線は線路を鉄道・運輸機構が保有し、JRは貸付料を機構に支払っている。線路の維持管理も機構側が担うため、JRがもうけやすいスキームとされる。しかし、西九州新幹線の24年度の輸送密度(1日1キロ当たり平均)は6458人。九州新幹線(1万7335人)の約4割、山陽新幹線(8万1316人)の1割程度にとどまっており、多くの収入を望めない状況にある。 JR九州は新幹線事業の収支を公表しておらず、古宮洋二社長も3年前の開業時に「利益はとんとん」と述べるにとどめた。地元客の掘り起こしといった増収策と合わせ、コンパクトな経営で収支を確保しようとしている。【久野洋】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>