始めてわずか6年の快挙 陶芸工房も主宰の日本画家、院展に連続入選

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毎日新聞 2025/9/23 09:15(最終更新 9/23 09:15) 872文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷アトリエで絵を制作する松清博貴さん=北九州市八幡東区で2025年9月9日午後2時55分、斎藤毅撮影 北九州市八幡東区宮田町の日本画家、松清博貴さん(75)が、2025年の「第80回春の院展」と「再興第110回院展(秋の院展)」で共に初出品ながら初入選を果たした。70代を前に日本画を始めてわずか6年。春秋連続で初挑戦での入選に「まったく夢のよう」と喜びを語った。 松清さんが日本画を始めたのは19年9月。区内の市民センターの日本画教室に月3回通い、日本美術院院友で県美術協会会員の江藤紀世さんに師事した。20代半ばに油絵とデッサンの教室に3、4年通ったが、日本画は初めての挑戦だった。Advertisement 春に出品した作品「緑影」は縦、横とも1メートルで、板櫃川で泳ぐ魚と川岸に生えた草を描いた。秋の作品「胸はずむ時」は縦約170センチ、横約220センチの大作で、高台の自宅から見える夕景をモチーフにした。いずれも4カ月かけて制作した。 松清さんの日本画の特徴は、和紙をもんで細かなシワをつけた「もみ紙」に描くこと。書道を習った際に和紙の美しさに引かれ、十数年前に教室に通ってさまざまな色や模様の和紙を継いでつくる「継ぎ紙」の技法などを4年間かけ習得した。 その経験からもみ紙も自作する。和紙の裏をベースになる色で染め、表には泥絵の具を塗り、何度ももみほぐしてつくる。もみ紙に描くと、シワの粗さや細かさ、はがれた泥絵の具の濃淡、透けて見える裏の染料の色が作品に微妙な陰影や奥行きを与える。 40歳ごろから陶芸を始め、自宅で「陶房松清」も主宰。地元で採取した土から泥絵の具も自作して使う。「絵の表面の質感を出すため、紙をもんだり、地元の土を使ったり、いろんな工夫をして一つの場面をつくっていく。手作業でいろいろやるので、絵を描くというより工芸の世界のようです」と松清さん。 始めた頃は院展への出品など思いもよらなかった。連続入選を果たして「美しいと思うものを絵にし、それが認められた幸せを感じている」と述べ、「もみ紙を使ってまだ見たことのないような美の空間を創造したい。新しい技法などを駆使して絵の質感からくる美しさを追求したい」とさらなる高みを目指す。【斎藤毅】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>