2025.09.23乗りものニュース編集部tags: 外環道, 放射7号, 東京都, 調布保谷線, 道路, 道路開通, 関越道東京都練馬区で事業中の都市計画道路「放射7号」。2025年2月の延伸開通から7か月にして、安全上の懸念があった場所に新設された信号機が、このほど稼働を始めました。将来の「大幹線道路」だけど「信号設置は後で」だった場所 東京都練馬区で事業中の都市計画道路「放射7号」。2025年2月の延伸開通から7か月にして、安全上の懸念があった場所に新設された信号機が、このほど稼働を始めました。拡大画像信号機が稼働した放射7号と福泉寺通りの交差点(乗りものニュース編集部撮影) 信号が稼働したのは、放射7号と練馬区・西東京市境にあたる「福泉寺通り」との交差点です。8月に東京都第四建設事務所が信号の設置と、右折レーン設置などの交差点改良を発表。まもなく信号機が据え付けられ、稼働の準備が進められていました。9月21日時点で信号機が稼働し、従来の一時停止標識の撤去準備などが行われていました。 放射7号は、東京都心から関越道の練馬IC、外環道の大泉ICの先まで通じている幹線道路「目白通り」の延伸部にあたります。事業区間は西東京市境までの約2kmですが、途中にある墓地の移転が進まず、先行して西側にあたる都道24号練馬所沢線から、福泉寺通りまでの約1kmが暫定的に部分開通しました。 これにより西東京市内の既存開通部と接続し、三鷹や調布に通じる南北の4車線道路「伏見通り」(調布保谷線)に直結。細道しかないエリアにできた広い4車線道路は、部分的な開通であっても効果を発揮しています。 ただ、今回の福泉寺通りとの交点は、開通の当初から追加の安全対策が施されてきました。地元に住む50代男性も、「あそこの信号を早く付けてくれ」と話していました。 延伸前、西東京市側からはT字で福泉寺通りに接続していたのですが、その先が開通したにも関わらず、南側の「したみち通り」交点との信号の間隔が近すぎるとして、都は正式開通後に信号を設置する方針を発表していました。 しかし、広い放射7号はスピードが出がちで、一時停止を守らないクルマも見られるなど危険な状態に。開通当初より、練馬区・西東京市双方の議員から信号の設置が要求され、開通から7か月で信号がつくことになりました。 南側の「したみち通り」との交差点までは約60mですが、この2つの交差点の信号は連動して赤になったり青になったりする仕様です。いわば一つの交差点のように扱われています。 ちなみに、今回の放射7号と福泉寺通りの交差点に新設された信号機は、信号機ファンのあいだでも話題になっています。というのも、全国で増加している「薄型フラット型」の車両用信号機が、都内で初採用された案件と見られているためです。銘板からは警視庁が定める信号機の新仕様であることが伺えます。【ここに信号無かったの…!?】「危なすぎる交差点」の位置(地図/画像)