「ため池」廃止工事、5県23カ所で下流域に影響の恐れ 会計検査院

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毎日新聞 2025/9/19 05:00(最終更新 9/19 05:00) 633文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷会計検査院=東京都千代田区で、柴沼均撮影 老朽化などで廃止された「ため池」を巡る安全性について会計検査院が調べたところ、5県23カ所で雨水などを安全に排水できず、下流域に危険を及ぼす恐れがあることが判明した。18日公表の報告書で、排水用の水路に「改善が必要」と指摘。ため池の廃止事業を所管する農林水産省に対策を求めた。 ため池は全国に約15万カ所存在。老朽化や農業者の減少などに伴い、適切に維持管理されていない池が増えている。豪雨時などに決壊のリスクもあり、都道府県など自治体が事業主体となり、国の補助を受けて廃止工事を進めている。Advertisement 検査院は今回、2021~24年度に廃止された14県198カ所を抽出して調べた。その結果、福島と兵庫、島根、岡山、山口の5県23カ所について、跡地にたまった雨水などを排水する水路に計画上の問題があり、水があふれる恐れがあると判明。周囲に住宅や農地がある場所も含まれるという。 ため池の廃止は跡地に土砂を入れる工事がある一方、費用的な制約から埋め立てない場合も多い。この場合、跡地に雨水などがたまる可能性があり、跡地と下流域の既設水路をつなぐ排水用の水路を新設する工事が行われている。 一連の工事について農水省は、安全に排水できるか確認する必要性や具体的な方法を自治体に示しておらず、検査院が「改善」を求めた。担当者は「ため池のリスクをなくすための工事が下流域にリスクを発生させてしまっている。近年増えている豪雨に備え、命や財産を守る対策を講じてほしい」としている。【山田豊】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>