毎日新聞 2025/9/21 09:00(最終更新 9/21 09:00) 有料記事 2287文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷9月21日は「認知症の日」。離れて暮らす高齢の親がいる人にとって、心配事の一つは親の認知症だ(写真はイメージ)=ゲッティ 離れて暮らす高齢の親がいる人にとって、心配事の一つが親の認知症ではないだろうか。2022~23年度に実施された調査によると、65歳以上の高齢者の認知症の人は約443万人(12・3%)、その前段階の「軽度認知障害」の人は約559万人(15・5%)と推計されている。 9月21日は「世界アルツハイマーデー」に当たり、日本でも「認知症の日」と定められている。秋のお彼岸など、久しぶりに親と会った時、どのようなことに気を付けたらいいのだろうか。慶応大の三村将名誉教授(老年精神医学)に聞いた。「物とられ妄想」への対応は? ――認知症について教えてください。 ◆認知症とは、病気やけがなどの要因によって脳の細胞が損傷を受けて認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態のことです。特定の病名ではありません。認知症を引き起こす病気はさまざまありますが、全体の3分の2を「アルツハイマー病」が占めています。 ――どんな症状がありますか。 ◆認知症の症状には「認知機能障害」と「行動・心理症状」があります。 「認知機能障害」は皆さんがよく知っている症状で、物忘れ、今の時間やどこにいるかが分からなくなる、判断力の低下、言いたいことがうまく言えなかったり会話ができなくなったりする、物事の段取りや手順が分からなくなる、などがあります。 一方、「行動・心理症状」は、興奮や大声を上げる、たたくなどの行動症状と、幻覚や妄想、ささいなことで不機嫌になる、不安や焦り、うつ状態、無気力などの心理症状のことです。攻撃的な言動が表れることもあり、介護する家族にとっては、「行動・心理症状」の方が生活への影響が大きい場合もあります。 ――「行動・心理症状」にどう対応すればいいでしょうか。 ◆「行動・心理症状」のうち、同じ動作を繰り返す、落ち着かない、攻撃的な言動などといった症状が起きるのは、人それぞれにきっかけがありますが、一番多いのは人間関係です。 「物とられ妄想」といった症状に対して、家族が「とったりなんかしないよ」と対応すると、本人が…この記事は有料記事です。残り1421文字(全文2287文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>