静岡・中伊豆のワインが最高賞に 雨に合うブドウ栽培、改良重ね

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毎日新聞 2025/9/20 07:45(最終更新 9/20 07:45) 861文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷醸造担当の水野直人さん。試行錯誤を重ねながら毎年、醸造の工程に改良を加えるという=静岡県伊豆市下白岩の中伊豆ワイナリーシャトーT・Sで2025年9月17日、若井耕司撮影写真一覧 中伊豆ワイナリーシャトーT・S(静岡県伊豆市下白岩)の赤ワイン「伊豆シンフォニー・レッド2022プレミアム」が国産ブドウを対象とした日本ワインコンクールで最高賞「グランドゴールド賞」を受賞した。同シャトーは、旧韮山町(現・伊豆の国市)生まれで7月に死去したシダックスの創業者、志太勤氏(享年90)が「地元・伊豆への恩返し」として2000年にオープン。四半世紀を迎えた今年、新しい実りとなった。 シャトー前に広がる10ヘクタールのブドウ畑は収穫を待つ赤・白のブドウの実が陽光を受け輝いている。生育具合を確認しながらブドウを摘み取り、未熟な果実などを取り除く選果が続く。担当者は「今年は夏場の雨が少なくブドウの生育状態はいい」という。Advertisementグランドゴールド賞を受賞した赤ワインにも使われるブドウの品種プティ・ヴェルド。これから収穫を迎える=静岡県伊豆市下白岩の中伊豆ワイナリーシャトーT・Sで2025年9月17日、若井耕司撮影写真一覧 シャトーは志太氏が米国カリフォルニア州のワイン産地、ナパバレーを視察後、農地確保からワイン造りに至るまで10年の構想を実現させたものだ。5品種程度だったブドウは現在、メルローなど主用なものだけで10品種を数える。これを原料に年間8万本のワインを生産する。 ブドウ栽培は小雨で日照時間が長く、1日の寒暖差が大きい土地が適地とされるが、伊豆半島は降雨量が多い。雨と戦うのではなく雨は降るものとして受け入れ、その環境の中で品種に合った栽培方法を徹底してきた。味に丸みを持たせるため、21年からは軽いろ過を工程に加えるなど醸造でも改良を重ねている。 同コンクールにエントリーされた860本の中から「伊豆シンフォニー・レッド2022プレミアム」だけが最高賞に選ばれた。プティ・ヴェルドを中心にシャトーで収穫された3品種のブドウをブレンドし、複雑だが調和のとれた味わいの中に心地よい酸味と渋みを出したという。7800円(税別)で13日から販売されている。 同シャトーは今年、最高賞とは別に赤・白それぞれ1本のワインが金賞を受賞した。醸造担当の水野直人さん(43)は「前の年よりいいものを造るとの思いで毎年改良を重ねている。将来は海外のコンクールにも積極的に出品し評価を得たい」と意気込む。【若井耕司】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>