毎日新聞 2025/9/22 14:00(最終更新 9/22 14:00) 有料記事 2857文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷 なんとなく、ではない。明らかにヤバい。「四季豊かな国」だったはずの日本の季節だ。一時の猛暑は影を潜めたものの、まだまだ暑い日が続き、心身の不調を抱えた人も多いのではないか。暦の上では秋まっただ中のはずだが、思わず「秋はどこ?」と叫びたくなる。春夏秋冬の四季は、今や「二季」になったのか、はたまた「五季」なのか……。取材を重ねるほど、気候変動を痛感せざるを得ない9月。あちこちで起こる異変を探った。9月になってもジメジメ 「秋の、すっかり晴れ渡った天気」。広辞苑第7版で「秋晴れ」を引くと、こんな記載があった。そう、空が高く、からっとしていて心地よい。そんなイメージだ。 だが、9月になっても東京はジメッとした晴天が目立つ。何かおかしい。秋はどうなってしまったのか。 東京都心は6月16日に最高気温31・6度を観測して以降、6月だけで13日間、最高気温30度以上の真夏日を記録。7月、8月は言うに及ばず、9月も含めればおよそ3カ月間も、真夏のような暑さが続いている。暑さでメンタルにも影響 こうなると、心身への影響が心配になる。ストレスによる自律神経の不調に詳しい精神科医の福永伴子氏によると、昨年ごろから「暑さ」が理由でメンタルの不調を訴える人が出てきている。 熱中症で具合が悪くなり、恐怖がすり込まれて外出できなくなった人や、連日の猛暑報道に不安が募ってパニック状態に陥り、通院している人も。涼しくなってから出かける訓練をしようにも、なかなか気温が下がらないため先延ばしになり、復帰が遅れてしまうのも悩ましい。 福永氏によると、気温が高すぎると交感神経が優位になり、イライラが募るなど興奮状態になりやすい。そのため、思い思いのリラックス方法を見つけることが大事になるという。心身に不調続いたら相談を 例えば、エアコンでこまめに室温を調整したり、ぬるま湯のお風呂につかったりするなどして深部体温(体の内部の温度)を下げ、睡眠をしっかり取ることも大切だ。 「日本人は四季とともに生きてきた。気温の変化で食材も変わってくるし、ささいなことでストレスになってきます。心にも良いことではない」と話す福永氏。眠れない▽食欲がない▽憂鬱な気分▽ものを片付けられない――などの不調が2週間くらい続いたら「危険信号」といい、医療機関への相談などをすすめている。予想超えた夏が「普通」に 「異常気象の起き方が我々の予想の範囲を超えている。夏が全然終わらないのが、これからは普通になります」。気象学が専門の立花義裕・三重大大学院教授は警鐘を…この記事は有料記事です。残り1796文字(全文2857文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>