AIが予測する災害リスク 自治体、命を守る「次の一手」に活用

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毎日新聞 2025/9/18 05:30(最終更新 9/18 05:30) 有料記事 2016文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷AI予測機能を備えた災害対応システムを紹介する鶴成悦久さん=大分大学で2025年7月18日午後1時28分、最上和喜撮影 昨年8月、8人の犠牲者を出した台風10号が九州に接近した時、大分県災害対策本部の職員はモニターに表示された赤色や黄色の帯グラフを見つめていた。グラフは、人工知能(AI)が土砂崩れの起きる可能性を市町村ごとに分析し、危険度を色分けして可視化したものだ。「次の一手」の参考に このAI予測システムは、大分大学がIT企業と開発し、2019年に大分県と協定を結んで共同運用している。県は、AIの分析を参考にして災害リスクを先読みし、命を守る「次の一手」を考えている。 AIには、過去に土砂崩れや洪水が起きた時の雨量や浸水域、地形など大量の情報を学習させている。実際に豪雨に見舞われると、気象庁が発表する雨量データをAIが即時に解析し、土砂崩れや洪水がいつどこで起きそうかを15時間先まで予測する仕組みだ。AI、高齢化率も考慮 モニター上で地図に切り替えると、土砂崩れや洪水が発生しそうな詳しい地点が500メートル四方の「メッシュ」で表示される。地図には緊急輸送道路や線路の位置情報が含まれているため、これらが寸断されるリスクが分かる。災害の恐れのある地域の高齢化率が高ければ、強調して表示する機能もある。 大分大学は昨春、システムを扱う大学発ベンチャー企業を認定。他の自治体にも活用を提案し、福岡県や静岡市も導入した。 システムを考案した大分大学減災・復興デザイン教育研究センター長の鶴成悦久(つるなりよしひさ)さん(48)は「AIは将来の災害をピタリと当てるものではないが、先々の危険性を示すことはできる。速やかな避難行動につなげてもらいたい」と語る。 大分県の山口満・防災対策企画課長はシステムについて「災害対応の重要なツールとなっている。さらに研究が進むことを期待したい」としている。被害の全容を大づかみ 災害大国と言われる日本では今、AIなど科学技術を駆使し、防災に生かす…この記事は有料記事です。残り1229文字(全文2016文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>