毎日新聞 2025/9/22 08:45(最終更新 9/22 09:05) 1293文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「第59回言友会全国大会 吃音ワークショップ2025in四国・徳島」の準備のため会場を下見する大会スタッフら=徳島市で2025年9月20日午前10時50分、佐々木雅彦撮影写真一覧 英国のチャールズ国王から「成功されることを願っています」というメッセージが、10月25、26両日に徳島市で吃音(きつおん)当事者らの全国大会を開くNPO法人「全国言友会(げんゆうかい)連絡協議会」(全言連)に届いた。全言連は、思うように言葉が出ない吃音を抱える人たちの全国組織だ。なぜ英国王から激励の言葉が寄せられたのか。その理由は、チャールズ国王の祖父、ジョージ6世の実話を基にした映画「英国王のスピーチ」(2010年)にさかのぼる。 ジョージ6世は第二次世界大戦下の国王。吃音に悩み苦しむ国王がスピーチセラピストに特訓され、国民を鼓舞するスピーチに臨む。映画は11年に米アカデミー賞の主要賞を獲得した。ジョージ6世の長女がエリザベス女王(22年死去)であり、その長男がチャールズ国王だ。Advertisement この映画に感動した全言連のメンバーが12年、エリザベス女王宛てに感想を手紙に書き、ロンドンのバッキンガム宮殿に送ったところ、全言連の活動に激励の返信が送られてきた。このため、14年の全国大会を前に当時の全言連理事の小山裕之さんが「大会成功への励ましを賜りましたら幸いです」と手紙を出してみると、再び返信があった。 全国大会は毎年開いており、これ以降、毎回激励の言葉をもらえるようになったが、20年からは新型コロナウイルス禍のためオンライン開催が続いたこともあって手紙を出さなかった。今回、小山さんが6年ぶりに手紙を出すと、バッキンガム宮殿のマーク入りの返事の手紙が郵送されてきて、チャールズ国王の言葉が盛り込まれていた。バッキンガム宮殿のマークが入った英国王室からの手紙のコピー(左)と「第59回言友会全国大会 吃音ワークショップ2025in四国・徳島」のチラシ写真一覧 手紙の全文は、10月の「第59回言友会全国大会 吃音ワークショップ2025in四国・徳島」の開会式で披露される。全言連の斉藤圭祐理事長は「映画に私たちは勇気づけられた。現在の国王陛下も気に懸けてくださり、メッセージに励まされる当事者は多いと思う」と話している。 大会テーマは「深めよう吃音で繋(つな)がる絆」。全言連と四国4県の言友会が主催し、後援は文部科学省、厚生労働省、徳島県など。会場は徳島市藍場町のあわぎんホールで25日午後0時半~26日午後4時40分。「障害者手帳を取得して何が変わったか」や「合理的配慮について考えよう」などについて意見交換し、語り合う。 当事者やその家族、吃音に関心のある人たちに参加を呼びかけている。参加費3500円(9月25日までに申し込めば2500円)、高校生以下無料。申し込みは実行委のホームページ(https://shikokuws2025.wixsite.com/gyk-zenkoku)から。締め切りは10月20日。問い合わせは徳島言友会(tokushimagenyukai@gmail.com、090・4788・0375)。【佐々木雅彦】吃音 吃音は成人100人に1人あるとされる発話障害。最初の音を繰り返す連発(ぼぼぼくは)、引き伸ばす伸発(ぼーーくは)、言葉が出ない難発(………ぼくは)の症状がある。原因は分かっていない。からかわれ奇異な目で見られた体験から、話すことに消極的になり、社会に適応できなくなる人もいる。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>