朝日新聞記事有料記事伊木緑 関口佳代子2025年12月16日 7時00分地震の影響で陥没した国道に転落した軽乗用車=2025年12月9日午前10時56分、青森県東北町 北海道・三陸沖後発地震注意情報が、初めて発表された。16日午前0時に終了したが、自治体などからの注意の呼びかけは市民らにどう伝わったのか。 「ぴりぴりした1週間だった。『もう一回(大きな地震が)来るから』と口々に声をかけ合いながら過ごした」注意情報「聞き慣れぬ」 青森県八戸市の地元の金融機関に勤める30代男性はそう振り返る。青森県東方沖を震源とする地震で、八坂神社の鳥居が歩道に崩れていた=2025年12月9日午後3時3分、青森県八戸市長者1丁目 勤務先では注意情報を受け、備蓄の水や食料、ヘルメットの数を確認。顧客や従業員の家庭にも水やタオルを配った。その際、「後発地震注意情報というのは聞き慣れない言葉だね」という会話をよく耳にしたという。 8日夜の地震発生時は居酒屋にいた。明け方まで八戸市役所に設けられた避難所で過ごして帰宅。一人暮らしの自宅はテレビなどの家具が倒れ、棚から落ちた食器などが散乱したが、週初めの地震で、平日は片付ける余裕がなかった。「また大きな地震があるかもしれないと思うと、片付ける気もあまり起こらなかった」という。 「この1週間の間にも、震度4程度の地震が何度かあったことで、緊張感が途切れなかったと思う」。市からはLINEの公式アカウントを通じて注意の呼びかけがあった。「テレビなどではつい聞き流してしまうけれど、LINEだと伝わりやすいと感じた」と話す。地震の影響で壁が崩落したショッピングセンターで、倒れたクリスマスツリーを撤去する作業員ら=2025年12月9日午後1時46分、青森県八戸市 自治体はどう動いたのか。 震度6弱を記録した青森県階…この記事を書いた人伊木緑東京社会部専門・関心分野ジェンダー、メディア、スポーツ関口佳代子東京社会部専門・関心分野家族、性に関する問題関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月16日 (火)来年1月で国内のパンダ不在に武器輸出制限「5類型」撤廃へ米ロスで映画監督死亡 事件か12月15日 (月)伊東市長選 杉本氏が初当選不具合時に安全装置切ったか電気使わない光の集積回路12月14日 (日)223人に取引条件明示せず「東京を狙い撃ち」と猛批判出産無償化 現金給付も検討へ12月13日 (土)今年の漢字は「熊」定数削減法案 見送りで調整ディズニーの動画生成可能にトップニューストップページへ「5類型」撤廃、自民も驚く維新の積極姿勢 「対・参政党」の狙いも21:55フィンランド「つり目」騒動、与党会派代表らが投稿議員の処分検討へ1:30「ぴりぴりの1週間」後発地震注意情報が終了 旅館のキャンセルも7:00有罪判決のライ氏、焦点は量刑に 中国が強く批判、「終身刑」懸念も5:00スペイン産の豚肉輸入停止、生ハムピンチ 「来春以降、供給不足も」7:00石破さんと改革の理想に燃えた時 敗れていま猫に重ねる政治の原点5:00